組合員商品活動交流会は、コープの商品を知って、食べて、考える、生協組合員と商品の生産者やお取引先のみなさんとの交流の場。
今年で10回目となるこの交流会には、九州・沖縄の生協から83名の組合員が集まりました。
交流会のテーマは『商品をまんなかに、出会い・味わい・広げあい』
今回は、全体会前編、3つの分散会、全体会後編という日程で開催しました。ここでは、全体の様子をレポートしてお伝えします。
ファシリテーターの古賀今日子さんが組合員(消費者)目線で、コープ九州の商品本部長へ様々な角度から質問。対談形式で進められた内容(キーワード)は「生協・コープ九州・共同開発・コープ商品ブランド再構築・5つの約束」等。
商品では「C料理用カットベーコン」を例に、組合員さんの声がどのように形になったのか、声から商品ができるまでのストーリーを商品本部長川嵜に語っていただきました。古賀さんからの組合員目線での投げかけで参加された組合員さんには共感していただけた様子でした。
昨年好評だった「コープカフェ」。今回は、組合員だけではなく6つの産地の生産者17名に参加いただき、お互い消費者の目線で思っていることを語り合いました。生産者の皆さんとの交流の中では、普段お聞きしている生産者としての視点ではなく、消費者としての一面を見ることができ、共感あふれる場となりました。
毎年好評のコープ商品試食ブースでは、全部で12品目の試食を準備。新発売の商品やラブコープ商品工場産地交流会で訪問したフリーズドライのスープ等、実際に食べてみることで良さを実感していただき、もっとコープ商品を好きになっていただけるようなブースとなりました。
また、お取引先や生産者の方にも参加いただくことで、商品に秘められた思いや、美味しさの理由などを交流していただくこともできました。
CO・OP化粧品やCO・OP衣料用洗剤は種類が多く、商品の特徴が分かりにくいという声を頂いています。今回は、そのような声から、組合員さんにあった商品をお選びいただくために、実際に試しながら、特徴や種類を学ぶ場として設定しました。CO・OP化粧品は今年で40周年という事もあり、改めて良さを実感していただく場となりました。
また、雑貨品では、今年リニューアルした「CO・OPくっつかないホイル」を使った実験を行い、商品の特徴を実感していただくと共に、組合員さんの声で改善された事例としてご紹介しました。
これまでコープ男子やコープカフェを通じて生協に関わっていただく中から、生協に対しての印象や、コープ男子の内容など、「協同」をキーワードにお話しいただきました。テーマは「協同の方法論で社会をつくっていく」
「マンションの増加や転勤族の増加にともない、地域コミュニティが失われていく中で、人と人との関係性の貧困が起きている。くらしを豊かにしていくためには、関係性を豊かにし、学びあうことが必要になってきており、生協がまさにその役割を果たせる組織ではないかと思う。組合員活動等を通してそのような課題に対しても、解決していってほしい」。といった様な内容でした。