組合員商品活動交流会は、九州・沖縄7つの生協の組合員と生産者・お取引先が直接交流し、つながりを実感する場です。5月24日と5月26日、お取引先の「フンドーキン醤油株式会社」のドレッシング工場とオンラインで結び、交流しました。両日あわせて105名の個人参加、サテライト16会場名、計167名の組合員が参加。交流の様子を172名の組合員・職員がライブで視聴しました。
開催したオンライン交流当日の様子を報告します。
商品の開発や改善に組合員がかかわってきた歴史。それぞれの時代に、生協が組合員の想いを受け止め、社会の中で果たしてきた役割、追及してきた価値について振り返りました。
お話しいただいたのは、ファシリテーターの岩永さんと、コープ九州の石井さんです。
経済や生産・消費のグローバル化が進み、生協だけでは解決できないことも。食品衛生法の改正と運用の充実強化を求める運動「食の安全署名」のとりくみ。社会課題や家族への想い、ひとりひとりの願いをカタチにしてきた歴史を振り返り、「思えばずっとエシカルだった」ことを確認しました。
生協と一緒に商品開発にとりくんでいただいているお取引先、フンドーキンのドレッシング工場とオンラインで結び、交流しました。
フンドーキンがある大分県臼杵市の紹介。フンドーキンのロゴマークの意味などをお話しいただきました。
「1980年代はドレッシングと言えばフレンチドレッシングのような洋風のものばかりでした。コープおおいたの組合員さんから『しょうゆを使ったドレッシングを作ってほしい』という声から生まれたのが『コープ和風ドレッシング』です。この和風ドレッシングはすごい勢いで売れていたんですが、そのさなかに商品事故が発生してしまいました。原料に使用している生しょうゆの発酵により、商品が破裂してしまったんです。事故により製造をストップし、発売中止という話まで出ていたんですが、組合員さんからの『早く復活して欲しい』という多くの声に助けられ、品質を改良しなんとか再発売することができたんです。本当に組合員さんのおかげで今のフンドーキンがあると感じております」
「当初、私が工場の様子をレポートするよう準備していました。コロナ禍が続く中お訪ねするのは自粛し、代わりにフンドーキン入社3年目の中尾さんに製造工程をレポートしていただきました」
堺工場長と今村さんによる掛け合いで、ドレッシングの製造工程の説明やクイズの答え合わせを行いました。
また、参加者からのチャットでの質問や感想について、堺工場長、筒井さん、元村さんとオンラインで交流しました。
フンドーキンさんからドレッシングを使ったレシピをご紹介いただきました。
臼杵のフンドーキンさんから遠く離れた今村さんへ 料理が空を飛んでいった!
はじめてのオンラインの交流でしたが、大きなトラブルもなく、無事に予定時間内に交流を終えることができました。
「普段見ることができない工場の中まで見学でき、作業に関わる方達のお話を聞くことで、より商品を身近に感じることができました。オンラインでもここまで生産者と組合員の交流ができると可能性を感じました。」〜感想より一部抜粋
グループに分かれ、それぞれ感想を言い合ったり、ドレッシングを使ったレシピについて会話したり、楽しい時間になりました。