国内トップのりんご生産量47万トン(全国シェア57%平成27年度数値)の青森県、中でも青森県弘前市は群を抜く生産量を誇ります。その弘前市を中心に園地が点在する青森県津軽りんご組合。
60名以上の組合員(生産者)が居る青森県津軽りんご組合の中でも、おいしいりんごを作る、選抜された生産者と園地に限ってお届けします。2016年度より、新たにコープ九州の産直産地となりました。
[生産者インタビュー]
青森県弘前市
青森県津軽りんご組合 津嶋豊則さん
通常栽培のサンふじは、まんべんなく赤い色をつける為に、生育中果実の周りの葉を摘み取ります。りんごの赤色は太陽の紫外線でつくられ、葉陰になった部分には紫外線が当たらないからです。葉を摘み取ると赤色はよくつきますが、果実への糖分の供給が少なくなります。
青森県津軽りんご組合では、葉を1枚も摘まず徹底的に味にこだわりました。葉の陰になった部分は赤色がつかないので、見た目は赤色がまだらになったり、色むらができます。極端なものは全く赤くないりんごもできます。
しかし、葉とらずりんごは、見た目よりも味を優先しました。
糖は葉でつくられるからです。
葉を1枚も摘まないかわりに【もっともっと味をよくする】
◇柔らかい枝にはおいしいりんごが成ります。厳冬期の剪定(せんてい)作業で、
できるだけ柔らかい枝をつくります。
◇樹勢の強い樹や、枝の堅い樹はりんごは大きく成りますが、味がのりません。ですのでその様な樹は葉とらずにせず、樹勢の落ち着いた樹を選び葉とらずにします。
◇樹と樹の間を充分に空け、陽射しがまんべんなく降り注ぐ様に間隔を広くとっています。
◇葉を摘まないかわりに樹上のりんごを、陽の当たる方向に3~4回まわします。りんごの熟度が増し、更に葉陰になっていた部分にも色がつきます。
◇収穫解禁日を決めます。青森県の場合、通常栽培のサンふじは11月3日頃に収穫を始め、10日頃には完了。ですが葉とらずサンふじはとことん味にこだわり、原則11月10日が収穫解禁日。雪が降る直前の最後の最後まで樹に成らせておきます。甘熟の所以です。
◇味を良くするために有効な農業資材を、生産者の工夫で使いこなし、味の良さを求めています。
◇収穫後は内部センサーを通し、色がまだらや薄いものでも一定の糖度基準を満たすりんごだけを出荷します。
りんごのおいしさは、糖度もその基準のひとつですが、加えて酸度、水分、歯ざわり、香り、鮮度、蜜、そして見た目も含みおいしさの基準はたくさんあります。りんごを食べる人が、心から「おいしい」と思うりんごが本当においしいりんごです。青森県津軽りんご組合の生産者みんなは、おいしさとは何かを、りんごを食べてくれる人と一緒に考え、それに応えるりんご栽培をすることが目標です。
2016年度より新たな産直産地となった青森県津軽りんご組合、おいしいりんごづくりはもちろんですが、安全性も保証すること。産直産地と生協との、二者間での適正農業規範の点検も進めています。農業生産現場で想定される様々なリスクを点検、確認します。
組合員さんたちとの交流も行っています。自分たちが作るりんごをたくさんの人に是非召し上がっていただけるようにこれからもおいしい葉とらずりんごを作り続けていきます。
産直ってなんですか?
日々届けられる野菜やお肉やお魚。今日も産地から新鮮な美味しさが届きます。でも、福岡の組合員さんと鹿児島の組合員さんは、同じ野菜でも産地は同じではありません。各地生産者と各地の組合員さんを結び、最も美味しい関係を考える。それが生協の産直です。
その土地とそこで育つ食べ物は、とても強い絆で結ばれています。その土地の気候風土は作物や家畜の特性をかたちづくり、多様な食材に対するさまざまな戴き方は土着文化の柱を築きます。生協の産直は、こうした視点を根底に持ちながら、背景とともに各地の生産者と組合員の暮らしを繋ぎます。
りんごの実も花もきれいですね。
津嶋さんの笑顔もすてきです。
令和5年10月12日
今日食べた林檎でお腹を壊しました。
今日のリンゴは今年採れたようでようで色つやが良く新鮮そのものと言った感じでした。
これまで食べてきたリンゴは色つやがもう一つで、かじるとスカスカのような感じでした。
このスカスカのようなリンゴは私のような高齢者には噛みやすく食べやすいものでした。
また、逆流性食道炎の経験も有り、新鮮なリンゴよりスカスカのリンゴの方が私には合っているようです。
このようなスカスカのリンゴを買うにはどなたに訊けばいいのでしょうか。
私は和歌山県橋本市に住んでいます。