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JA糸島のきゅうり>たっぷりの愛情が、みずみずしさの秘密。

福岡市の西部に位置する糸島市。山あり海ありの自然豊かなこの土地で、きゅうりは栽培されています。収穫真っ盛りのビニールハウス。そこには、丸々と育ったきゅうりがたわわに実っていました。

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[生産者インタビュー]

福岡県糸島市

JA糸島きゅうり部会長 鬼塚 浩一さん

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果肉からあふれるみずみずしさと香りに驚き!

冬の終わりごろから始まる、きゅうりの収穫作業。そのピークを迎える夏場になると、ビニールハウスの中は、午前中にもかかわらず30℃を超える暑さに。そんなハウスの中、うっそうと茂る巨大な葉をかきわけると、これまた太くて立派なきゅうりが目に飛び込んできました。

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「ほら、こんなにみずみずしいきゅうりですよ」。そう言いながらもぎたてのきゅうりを渡してくれたのは、JA糸島きゅうり部会長を務める鬼塚浩一さんです。いただいたきゅうりをパキッとふたつに割ると…。切り口からあふれだす水分と、匂い立つさわやかな香り。色もきれいで、なんだか野菜の力強さを感じます。「そうでしょう! 生産者にとっては、いかにこのみずみずしさを保ったまま組合員さんにお届けできるかが勝負。なにしろ、きゅうりはもいだ瞬間から鮮度が落ち始めますからね」

収穫した翌日には、組合員の食卓へ。

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「5月からはピークですから、毎朝5時ごろから収穫を始めます。朝のうちに集中して収穫してしまわないと。昼間のハウスはサウナ状態になりますから」と鬼塚さん。もいだ瞬間から鮮度が落ちるきゅうりの収穫は時間との闘い。暑いからといって、だらだらしてはいられません。「とはいっても、やみくもにハサミでちょんと切ってコンテナに放り込めばいいってものでもないんです。きゅうりは、表面のいぼが大事。いぼが取れると、そこから劣化が進んでしまいます。だから私たちは、きゅうりをもいだら、いぼが取れないように注意しながらそーっとコンテナに並べていくんです」。きゅうりの表面に見える、ぷつぷつとしたいぼ。まるで「一生懸命育ちました!」とアピールしているみたいです。

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収穫したきゅうりは、その日のうちにコープ九州事業連合の農産セットセンターへと運ばれます。センターへ運ばれたきゅうりは、品質チェックや選別、袋詰めといった工程を経て、翌日には組合員の食卓へ。手塩にかけて育てたきゅうり。その生命線とも言える鮮度がしっかりと保たれたまま、組合員にお届けできる。生産者の方々にとっても、こんなうれしいことはありませんね。

水やり、剪定、土づくり。きゅうりの栽培はひと苦労。

きゅうりの栽培で鬼塚さんがもっとも心掛けていること。それは、ビニールハウスの中の環境作りです。きゅうりは適正な温度や湿度、水分が保てなくなるとストレスがかかってしまい、果実が曲がったり、生育が不十分になったりしてしまいます。「きゅうりは90%以上が水分ですから、乾燥には特に弱いんです。だから、水はいつでもたっぷりあげないといけません」
最近は病気に強い品種が出てきて、以前に比べると育てやすくなった部分もあるのだそう。「それでも、基本となる水やり、果実に栄養分が行き渡るようにするための剪定作業、収穫後の次の栽培に備えた土づくりなど、おいしいきゅうりを作るために欠かせない作業はたくさんあります。きゅうりの栽培は子育てとおんなじ。どこに出しても恥ずかしくない子を育てるっていうね」。そう話す鬼塚さんの日焼けした顔からは、きゅうりづくりに励む真摯な想いが伝わってきます。

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案外、炒めてもおいしいんですよ。

最後に、鬼塚さんにおすすめのきゅうりの食べ方を教えていただきました。「案外、炒めてもおいしいんですよ。ざく切りにして、豚肉や鶏肉と一緒にサーッと。たくさん買った時は、これに限りますよ!」。きゅうりと言えばサラダ。そんなイメージが強かったので、炒めてもおいしいとは驚きです。
「あ、でも私はやっぱりこれですね。適当に切って、ごま油とにんにく醤油に漬け込むだけ。これはうまいなぁ。ビールに最高(笑)。すぐに食べてもおいしいし、じんわり醤油色にしみたぐらいでもおいしいですよ」。名付けて「ぐうたら漬け」。お漬け物感覚で、ごはんにもピッタリ合いそうですね。みなさん、ぜひお試しを!

※記事の内容は2013年6月取材当時のものです。 
 作成時から情報が変わっている場合があります。

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