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【第十七回】大盛況!COOP男子スピンアウトイベント『コトバナプラス』にカモン!

こんにちは、小倉ヒラクです。
今年の8月から福岡で始まったこのCOOP男子のスピンオフイベント『コトバナプラス』、めっちゃ盛り上がっている&楽しいッ…!

8月の第一回・9月の第二回ともに満員御礼かつ大盛況だったので、このCO-OP WEB LABOをご覧の皆さまにその雰囲気をちょっとだけご紹介するぜ。

↓↓ちなみにそもそものイベントの経緯についてはこちら↓↓
・【第十五回】COOP男子イベントが福岡でスタート!アナバナプラス「自分が未来の種になる」 

第一回目のテーマは「新しい協同のカタチ」

この連載でもおなじみ、このCOOPのプロジェクトのプロデューサーを10年近く努めている江副直樹さんをゲストに、「新しい協同のカタチ」を話しました。

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身内のCOOPスタッフ&組合員が大半かと思いきや、集まったお客さんの多くが「COOPのことはよく知らないが、面白そうなことには興味ある!」という感度激高い&世代若めの皆さま。

一年間ひたすら地味な領域を掘り下げて、地味なトピックスをお届けしてきたわけですが、まさか、こんなにもナイスな人たちに届いていたとは(←感動)!

 

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様々な話題が飛び交ったトークですが、キーワードだけ挙げてみると…

「僕たちに必要なのは、風通しの良いコミュニケーションだ」
「一緒に幸せになりましょう、という提案が最良のプレゼンテーション」
「プロデューサーって、フリーの政治家みたいなものですからね。」
「正論を通せるように人を巻き込んでいかないと。巻き込むには、理性よりも感情や欲望に訴えるよう」
「提案なんですけど、オフィスから会議室を無くしてみたらどうですか?」打ち合わせは例えば温泉で」
「新しいことをやる時にデータなんてないから、感じる力を信じるしかない。そして感じる力は女性の方が強い」

などなど。
既存の枠組みを越えて、新しいことを実現するためのデザイン・発想方法をたっぷり話しました。

詳しくは一緒のイベント運営しているWEBマガジン『アナバナ』の記事でどうぞ。↓↓
【外部リンク】感じる感性を鈍らせないこと。発酵デザイナー小倉ヒラクさんと事業プロデューサー江副直樹さんが考える“未来の種”の創り方。| アナバナ

さらになんと!福岡のラジオ局 LOVE FMさんでイベントを全編通してポッドキャストで聴くことができます。
手前みそですが、自分で聴きかえしてみてめちゃ面白かったデス↓↓

・LOVE FM 小倉ヒラク×江副直樹 コトバナプラスvol.01自分が未来の種になる。

前編】|【後編

 

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このイベントは、一方的に登壇者が話す形式ではなくて、後半一時間はまるまるお客さんからのQ&A。

「COOPとコープと生協、どうやって呼び分けるんですか?」
「どうやったらうまく菌を育てられますか?」
「なぜCOOPが日本中で大きくなっていったのか?」

などなど、「素朴なギモン」がたくさん寄せられました。

ご来場の皆さま、どうもありがとうございました。ペコリ。

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第二回目のテーマは「小さな商い 大きな商お」

この連載でもよく出てくるトピックス。
「ローカルの文化を大事にしたいが、それはすべての人には届けられない」という矛盾。

ローカルデザインがトレンドになっている今「地元のものを活かした小さな商売」と「グローバルな流通を持つ大きな商売」の関係性を改めて問い直したい、というのがテーマ。

ゲストは、鹿児島県甑(こしき)島で飲食店や小売業を営む『東シナ海の小さな島ブランド株式会社』の山下賢太さんと、無印『諸国良品』の事業を担当する、良品計画の間野弘之さんのお二人。そしアナバナ編集長の曽我さんも飛び入り参加。

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全国から注目される事業を手がけるお二人がゲストということで、前回に引き続き満員御礼!第一回目よりもさらにソーシャルデザインやクリエイティブに興味のある若い世代の比率が多く、一言で言えば「おおお…めちゃオシャレ系イベントじゃねえかよ」という雰囲気でした。

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第一回目はCOOPの話題が中心でしたが、今回はお二人の事業についてじっくり掘り下げます。
キーワードだけ挙げてみると…

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「親が建設業で、自分の好きだった海岸を更地にしてしまったのが地域のことを考えるきっかけ」
「島の風景を残したいから、ビジネスをやる」
「子どもたちに未来を見せられるような事をして行きたい」

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「世界一周から帰ってきたばかりの素性の知れない夫婦との出会いがはじまり」
「新しい事業をやるときの障害は、組織の外ではなく中にある」
「在庫がないとか、納期通りにならないのは、人間なら当たり前の時もある」

などなど、たくさんの気づきと問題提起に溢れる前半戦。
詳しくはポッドキャストでどうぞ↓↓
・LOVE FM 山下賢太×間野弘之×小倉ヒラク コトバナプラスvol.02 その商いは誰のため?島の風景を変える商売の話。〜未来の種を運ぶ〜
前編】|【後編

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後半もたくさんの質問や感想が寄せられました。

「生物が生まれていくようにデザインが生まれていく。それが地域のデザイン」
「ネーミングにすべてが内包される」
「これでいいよね、という作為のないデザインが無印のいいところ」
「Made in 甑(こしき)ではなく、I am 甑(こしき)だ」

などなど、参加者一同深く頷いてしまうような名言がたくさん生まれました。

ご来場の皆さま、良い時間を過ごしましたね。感謝。

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第三回のテーマは「望む社会のDIY」

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ということで、回を重ねるごとに盛り上がるイベント『コトバナプラス』。
次回10/5(水)は「自分の手で社会をつくれる可能性」を探す旅に出ます。

ゲストは、福岡で福祉と教育、アートなど異なる領域をまたいで活躍する『NPO法人ドネルモ』の山内奏さんと、異色のローカルWEBマガジン『ジモコロ』編集長の徳谷柿次郎さんのお二人。

韓国のオルタナティブコミュニティや、震災復興で熊本に編集者やブロガーを100人呼んで大宴会した話など「望む社会を自らの手で実現する方法」について考えます。

なぜこのテーマを設定するのか。
それはもちろん、COOPの原点が「自分たちの手で望む社会をつくる」というムーブメントだからさ。

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組合員の皆さま、そしてゲストの活動に興味のある皆さま、未来の可能性を模索中の皆さま、天神のRethink Booksで待ってまーす!

See you next…!

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皆様から寄せられたコメント

  1. こちらのページをきっかけにヒラクさんの第3回目のトークイベント参加させていただきました。本当に面白い話ばかりであっという間の2時間でした。
    どうせ思ってもできないということではなく、できること前提に、まず「思う」とか「感じる」とか「考える」ということを諦めてはいけないなと思いました。子供達にも伝えたい想いです。良いきっかけをありがとうございます。また、参加します。