記事一覧

一緒に闘っています~2018年近況~

お久しぶりです。
遅くなりましたが、2018年もよろしくお願いします。

昨年末、自分自身がノロウイルスにかかり、それと同時期に子牛が治りにくい病気にかかりました。
何頭かその病気にかかってしまい、その中の1頭は特に症状が酷く危険な状態になっていましたが、何とか持ちこたえてくれ・・・今は他の子達と元気に過ごしてくれています。

uchida_20_01
元気に復活してくれた子

 

今年に入り、既に分娩もありましたが、寒い日が続いていることもあり、哺乳期の子牛達の中でも風邪にかかりやすくなって生後1週間の子を助けられなかったり・・・実は現在も1頭が生死を彷徨っています。

経済動物で考えると、経営に+(プラス)になるか分からない。-(マイナス)になる可能性が高ければ、“安楽死”させた方がいいのは分かっていますが、産まれた時から育てて来た私には“安楽死”という決断ができず・・・

“安楽死”は注射一本で済みます。しかし、経済動物とはいえ私たちと同じ様に、1つの命を持っている事に変わりありません。

一度“安楽死”を決めた時、これまでミルクも飲まず、グタッとしていた子が、いきなり起き上がってミルクを飲み出した事があり…。

犬や猫が言葉を理解するのと一緒で、牛にも言葉は理解できるはずです。

必死に生きたいとしている子に対し、注射一本で1つの命を奪う権利は私には無いと思ってます。

uchida_20_02
懸命に闘ってくれている子

 

この子の力を信じて、この子が生きたいと思い続ける間は、他の子と同じように愛情を注いで、ミルクを飲む量は少なくても、他の子と同様に育てて、一緒に闘おうと考えています。

経営者としては、ダメな事かもしれないけど・・・
亡くなった後に後悔しない為。

その子の力を最後まで信じたい。

そう思って、私は私なりに経験を積んでいきます。

uchida_20_03
寒いため、ヒーターの下にみんな集まります(笑)

 

 

ROFILE

内田 実花

酪農家

1994.10.17生まれ。「コープ牛乳〈阿蘇山麓〉」の指定生産者のおひとり。祖父母の代からの酪農家の3代目。3人兄弟の末っ子。菊池農業高校在学中はうし部の部長を務め、卒業後北海道で1年半修行を積み、現在は熊本県菊池市にて父母と共に酪農業を営む。

牛が死んだり、出ていく時は泣いたりもしますが、生まれてからずっと可愛がってい子達がお母さん牛になったり、なついてくれた牛が呼んだだけで来てくれたり、そういう喜びの中で、私も牛達と一緒に成長していきたいと思っています。

 

この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。

メールアドレスが公開されることはありません。

皆様から寄せられたコメント

  1. 酪農という仕事は、常に命と向き合っている仕事なんですね。これからも大事に牛乳を飲みます。