この1ヶ月ほど、いつもにも増して忙しい日々を過ごしていました。
というのも、先週の日曜日に開催された、『熊本県乳牛共進会』に牛を出品するために準備をしていたから。
うちでは3頭の牛を出品しました。
高校生の時は部活の「うし部」の活動の大きな柱として『共進会』に出品するということがありましたが、仕事を始めてからは、昼間の休憩時間も使い、朝早くから、夜までずっと働いている感じでした。
高校「うし部」ではチャンピオンになったこともあるんですよ。
『共進会』ってどんな会かというと、簡単に説明すると、牛のミスコンみたいなものです。
実は、乳牛もいい生乳がたくさん生産できるように改良されてきています。乳房の高さ・大きさ、脚が丈夫で健康的な牛が、いい牛とされ、上位を目指して各酪農家が育てて、コンテスト形式で競います。
『共進会』は酪農家の技術交流・仲間作りの場でもあります。
今年は、ずっと延期されてきた全国大会が、10年ぶりに北海道で開かれるので、父は気合を入れて臨んでいました。
12月12日(土)には同じ場所で『菊池・阿蘇共進会』が開かれます。
左側がわたしの父とうちの牛です。
審査の間はみんなで牛をガン見しています 笑
酪農家
1994.10.17生まれ。「コープ牛乳〈阿蘇山麓〉」の指定生産者のおひとり。祖父母の代からの酪農家の3代目。3人兄弟の末っ子。菊池農業高校在学中はうし部の部長を務め、卒業後北海道で1年半修行を積み、現在は熊本県菊池市にて父母と共に酪農業を営む。
牛が死んだり、出ていく時は泣いたりもしますが、生まれてからずっと可愛がってい子達がお母さん牛になったり、なついてくれた牛が呼んだだけで来てくれたり、そういう喜びの中で、私も牛達と一緒に成長していきたいと思っています。
実花さんに質問です。
北海道の稚内市沼川牧場で酪農のアルバイトをした時、5頭の仔牛を共進会に出品しました。審査基準について詳しく知りたいので教えてください。乳房の高さ、大きさ、足の丈夫さと書いてありますが、イマイチよく分かりません。よろしくお願いします。