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こんにちは。熊本県菊池市内田牧場の内田実花です。

コープ九州の牛乳の商品担当である新井さんから声をかけていただいて、「新世代応援団」のブログを書くことになりました。よろしくお願いします。

今回は、わたしのルーツである、母校の菊池農業高校「うし部」について。(ちゃんとした部活なんですよ。)

いまから、約5年前、「高校に入ったら遊ぶぞ!!」という想いもむなしく、周囲の勧めで「うし部」に入りました。平日は放課後も遅くまで…土日も休みなく朝から晩まで…牛の世話をしていました。搾乳をして、熊本県酪さんに出荷をしたり、共進会という牛の品評会に牛を出したり、当時は部員数も少なく、忙しい毎日で、予想通り遊ぶ暇もなく…でも、牛は可愛かったし、共進会でも賞を頂いたことでもっと頑張ることができました。思い返すと、そこで毎日毎日牛の世話をすることが、わたしの「酪農家になるという覚悟」を固めていったのかなあ。

今は、部員数も多くなったり、先生の指導が優しくなってる(笑)みたいで、土日も半日だけだったり、ちょっとうらやましいです。

菊池農業高校の畜産科学科は、九州内でも珍しい畜産の学科です。福岡や大分、遠くは北海道からも学生がやってきます。農業学校ならではの部活の中のひとつである「うし部」は、搾乳牛(牛乳を搾る牛)20頭、育成牛(将来牛乳をしぼる予定の牛)13頭の世話をしています。現在部員は約25人ほどで、酪農家の4代目という部員も数人いれば、非農家(家が農業をしていない家庭)の部員もいます。

山下先生(左)と小野先生(右)。家も近いので卒業後も時々相談(?)に来ています。

わたしの頃は、土日は一日がかりで牛の世話をしていました。こうやって牛と一緒に…昼寝していたこともありました。

PROFILE
内田 実花

酪農家

1994.10.17生まれ。「コープ牛乳〈阿蘇山麓〉」の指定生産者のおひとり。祖父母の代からの酪農家の3代目。3人兄弟の末っ子。菊池農業高校在学中はうし部の部長を務め、卒業後北海道で1年半修行を積み、現在は熊本県菊池市にて父母と共に酪農業を営む。

牛が死んだり、出ていく時は泣いたりもしますが、生まれてからずっと可愛がってい子達がお母さん牛になったり、なついてくれた牛が呼んだだけで来てくれたり、そういう喜びの中で、私も牛達と一緒に成長していきたいと思っています。

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皆様から寄せられたコメント

  1. 再放送で人生交換を拝聴しました。
    人生の一ページに夢の世界を見ても
    良いと思いました。
    夢の終わりの一言 「牛が」
    それを聞いて安心しました。
    ノロウイルスや地震、
    家族経営で大変でしょうが頑張って
    下さい。
    とても綺麗なレディーに変身には
    驚きました、
    いい婿さんを見つけて下さい。

  2. 明るて優しい性格、加えて可愛い実花さんが、内田牧場の後継者として頑張っておられる様子を見て、まだまだ酪農の未来も素晴らしいものがあると痛感しました。
     昭和60年代の夏場の生産者乳価は、125円程度、冬季でも85円位していたようです。牛肉・オレンジそれからしばらくして、乳脂肪分・細菌数により個人の乳価格に差が生じるようになり酪農を取り巻く環境もったときは、