雄のお世話をするのは、生まれて約40日までなんですが、いい牛に育ってくれるように心をこめて育てています。購買された方々からは、大人しくて大きいほうと褒めてもらえます!!
柵の中に入るとついてきたりして、本当にかわいいです。
セリに行く、その日はさびしいけれど、生産動物なので割り切るようにしています。
このあたりでは、熊本県酪の主催で、毎週火曜日に乳子牛のセリ市があります。
生後40日頃の牛がいれば月3回行くこともあります。
その時の牛の日数、体調を見て市場に出すようにしています。
昨日は4頭出しました。
引き取られる価格は、一時期高かったけど下がってきています。経済の動きの中で牛肉の価格に影響を受けて変わってくるみたいです。
私が研修先の北海道から連れてきた牛の初めての採卵の様子です。
種付けについては、いまは技術が進んでいて、かなりの確率で雌が生まれる種が開発されたりしていますが、うちではまだその影響が分からないので、自然に任せています。
雄と雌はだいたい半々くらいで生まれてきます。
酪農家
1994.10.17生まれ。「コープ牛乳〈阿蘇山麓〉」の指定生産者のおひとり。祖父母の代からの酪農家の3代目。3人兄弟の末っ子。菊池農業高校在学中はうし部の部長を務め、卒業後北海道で1年半修行を積み、現在は熊本県菊池市にて父母と共に酪農業を営む。
牛が死んだり、出ていく時は泣いたりもしますが、生まれてからずっと可愛がってい子達がお母さん牛になったり、なついてくれた牛が呼んだだけで来てくれたり、そういう喜びの中で、私も牛達と一緒に成長していきたいと思っています。