コープ職員ルポ

Sacodano ITALY

コープ九州商品政策室:迫田貴子

「COOP WEB LABO」制作メンバーのサコダです。私、3人の子を持つ主婦ですけど「コープって何?」を考える機会が、近ごろ激しく増加中(体重じゃなくて良かった…)。そんな折り、1週間の休暇です。イタリアに住む友人を訪ね、現地のコープもチェックしてみるか。パートタイマーなのに熱心ですか? だってコープに興味あるんだもの。

その6=イタリアで考えた「協同」のかたち~いつか答えが見つかるまで。

これも、コープに関係するお店で、本屋さんです。

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コープの本屋さん「Librerie.COOP」(訳すと「図書館コープ」)。ここは、東京にもあるイタリア各地からこだわりの逸品を集めたEATRYというお店と店舗をシェアしています。(帰国後調べたところ、実はEATRYにもコープイタリアは出資していました。)
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ボローニャ中心地を塔から眺めた時に、いつの時代にいるのか見間違うような風景が広がっているのは、建物を外側はそのままで、必要に応じて、内装を新しくして使用しているからです。「Librerie.COOP」の内装も、ところどころに昔の教会だった時の跡が残っています。きちんと作られているものに、時の重みも加わって、とても素敵でした。

町の中を走っている自転車や車なども、新品ではないけれど、もともとの作りがいいからか、愛着が感じられるからか、少しくらいボロボロでも素敵に見えます。物を大切に長く使う生活スタイルが、うかがえました。物もまちも考え方は同じですね。
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左)EATRYでは、地元のワインだけではなく地ビールもこんなに揃っています。イタリアの人はビールも好きなようでした。

右)夜6時の様子。地元の人にとっては夕食の前の、おしゃべりしながら軽く一杯のアペリティーボの時間。地元の人の夕食は8時くらいからで、レストランもその位の時間からしかあかないところもあります。ゆったりと家族や友達と食事を楽しむ。そんな時間がお互いの理解や愛情、友情を深め、「協同」精神のある社会を作っているのかもしれません。

イタリアのコープが何を「協同」してきたのか、考えてきましたが、なかなか簡単に答えは見つかりません…
が、ここに存在するものは、とても自然な形で行われている「協同」で、「家族愛、地域愛、からつながっている、大きな愛で社会のことを考える」ことがベースになっているのかな、と思いました。さすが「愛」の国!
そして、実際にその気持ちを行動で示す・・・たとえば少し時間と気持ちに余裕がありそうな方々が、ボランティアで、集荷や配達を請け負ったりする・・・場として、コープがしっかりと機能しているのかもしれません。


さあ、次の長期休暇はいつかなあ!

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