11月18日[大豆の収穫]大豆畑から②>昔ながらの脱穀を体験。

目標としていた大豆の収穫は叶いませんでしたが、その代わり、思いがけない経験が待っていました。それは、脱穀体験。実は、畑を見守ってくれていた丸美屋の東先生や、生産者である農匠なごみのみなさんが、みんなを元気づけたいと準備してくれていたのです。

ちなみに、塾生が種まきをした大豆は、納豆づくりに適している「すずおとめ」という品種だったのですが、脱穀用に用意してくださったのは、その妹分の「すずかれん」という品種。納豆だけでなく豆腐づくりにも適し、さらに病気にもなりにくいことから、今、開発が進められている新しい品種なのだそう。「すずおとめに、すずかれん。かわいい名前!」。大豆にまた愛着が湧いてきます。

さて、脱穀には、竹の棒に、フォークのような部分をくくり付けた「めぐり棒」を使います。最近ではあまり見かけなくなりましたが、昭和の時代には、大豆の収穫時期になるとこの棒を使い、家族で脱穀作業をする風景が見られたのだとか。「この棒を上から振り下ろして、先に付いた部分を回転させながら、大豆の苗を叩くんだよ」。

先生の手ほどきを受けて、いざ挑戦!最初はちょっと難しかったけれど、ぱちーん、ぱちーん。

お母さんもぱちーん、ぱちーん。

みんな上手に棒を扱うことができるようになりました。

叩くと、鞘の中から大豆が弾けて、ビニールシートの上にコロコロ…。みんなで汗をかきながら、一生懸命がんばりました。

ある程度叩いたら、先生が手で集めた大豆を高いところから落とし、もうひとりの先生が、横からダンボールをパタパタ。風でよけいな殻や葉っぱを吹き飛ばして、大豆を選り分ける方法を教わりました。農家には、今もこうした仕組みを使った「唐箕(とうみ)」という装置が存在するそう。

みんなも、両手いっぱいに取って殻をフーフー。早速、“人間唐箕”に挑戦するお父さん。

そうして収穫できた大豆の愛おしいこと!それぞれがまるで宝物を扱うように、大切に持ち帰りました。
メンバーのために、一生懸命準備をしてくださった先生方、ありがとうございました!

そして最後に、全員で記念撮影をパチリ。みんな、この畑でいろんなことを学んだね!

この記事はいかがでしたか?ご感想・コメントをお願いします。
※こちらはご覧いただきました記事に関するご感想をお聞かせいただくことを目的としております。商品等個別のお問い合わせにつきましては、正確に調査・回答させていただくために、こちらのフォームをご利用ください。