CRM推進部 上田 千歳
ピースアクションInオキナワ参加の報告、最終回です。
同じ時間を過ごして
すべての行程を終えて空港で集合写真 エフコープから参加のみなさんです
事前に行った学習会

エフコープではこのピースアクションinおきなわ参加に際して、事前学習会を行い、
その旅の目的を確認しています。
・昨年、広島の平和の旅に参加していい経験になりました。最後の旅になるかもしれません。今回は娘と孫と参加します
・ガイドしていただき丁寧に沖縄戦について学べると思い申し込みをしました。今の時代と昔の時代を比べて感じてみたいと思います。
・観光では行ったことのある沖縄。戦跡を見てみたいと思っていました。
ご夫婦、お一人参加、家族で、職員はもちろん、男女合わせて、様々な世代を渡ったメンバーです。
また、沖縄ではさらに日本中から子どもも大人も参加。200人を超える皆さんが
「沖縄を知りたい」という同じ思いで集いました。
3日間の間、懇親会はもちろん、それ以外にも参加のみなさんとと食事をする機会が何度もありました。
そこで、自分が何を見たか、それぞれ参加コースが違ったこともあり、語り合いました。
・辺野古の海は今もとってもきれいだけど、この柔らかい海に杭を打ち、貴重な生態系を崩していることをあまり理解していなかった。
・県民の意思が国によって無視されているという事を知らなかった。
・あまりにも広い土地がフェンスに囲まれていることにショックを受けた。ここまで、戦闘の目標になる土地が隣り合わせにあることが…
・52年前の返還の時、右側通行だった車が左に変わる瞬間をテレビで見た。パスポートが必要なので沖縄旅行はハードル高かった

今回の行程で学んだ過去、そして現在の出来事、現在の状況は一人で向き合うにはあまりにも悲しく、難しく、問題の前に立ち尽くしてしまったと思います。今回、一緒に学ぶ時間を過ごしてくださったみなさんがいたことが報告をまとめる勇気にもつながりました。
日常を生きる生活者に戦争を望んでいる人はいないと信じています。
平和のために私たちができることは、今自分の土地や国で起こっていることを知り、思考停止にならず考えていくこと、そのことで立場の異なる人とも対話を行う事ではないかと思います。
日本生活協同組合連合会は1951年の創設の際に「平和宣言」を採択しました。
「平和とよりよい生活のために」です。
生協の行動指針を私はとても大切に思っています。食の安全を守り、一人ひとりの健やかな生活に伴走することはもちろん、平和のために小さな行動を重ねていきたいと思います。
長い長いレポートになりました。
お読みいただきありがとうございました。
沖縄戦の後をたどる旅をはじめ、生協には広島、長崎でのピースアクションを行っています。少しでも興味がわいた方、ぜひ参加してみませんか。
実際に自分の足で、その土地に立ってみる。そこで自分が何を思うか、考えるのか、わからない人もわかっている人も、きっかけになれば、と思います。