沖縄で最初にできた慰霊碑「魂魄の塔」

参加者は献花を行いました。

沖縄戦の終わりごろ、米軍の砲火に追われて多くの県民が南部の米須一帯に追い込まれてきました。地上戦が終わったころ、この周辺は数多の死体が折り重なっていました。1946年に住人と村長が一緒になり遺骨を拾い集め、納骨所を作りました。セメントで固めた墓所の上には「魂魄」という文字だけ刻まれた塔が建てています。沖縄で初めての慰霊の塔です。

住民、日本兵、米兵3万5千余りの遺骨が納められたそうです。

今は遺骨は国立戦没者墓園に一部を除いて移されているという事でした。

沖縄のみなさんの無念が魂魄の文字に刻まれていると感じました。

「魂魄の塔」に向かう途中バスの中で、近隣の山の土を辺野古基地の埋め立てに使用し、反対運動が起こり現時点では中止になっていると説明を受けました。

沖縄の南部の土地は多くの遺骨が今もまだ埋まっており、私たちはその上に立っています。そのことをどこまで行っても忘れるわけにはいかないんだ、とこの3日間で思いを強くしています。