COOP WEB LABO

ボブさんは、豆腐やすしあげ、豆乳飲料の大豆、食パンの小麦などを、アメリカのノースダコタ州で生産されている農家の経営者。

昨年に続き2025年も4月に生協の組合員、製造メーカー様に会いに会いに、九州を訪ねて来てくださいました。その様子をご紹介します。

【熊本・鹿児島】ボブさん&スコットさん来日レポート2025

 ボブさん&スコットさん

製造メーカーと交流

 

今回はボブさん大豆・小麦を使用した生協コープかごしまの独自商品の製造元と九州共同開発商品「C絹のとうふ」の製造元へ訪問。日々の感謝を伝え、交流を行いました。

 

報告者
實兼 美里 sanekane  misato

日配商品部 豆腐担当

私の好きなボブさん商品は「Cだいずたっぷりとうふ」
最近はお香を焚いて好きな音楽を聴いたり、
温泉やサウナにいき、身も心もリフレッシュしています!

 

※お取引社名について。文中の敬称は略させていただきます

2025年4月24日

 

株式会社いわきり 

1990年代、ボブさん(SB&B)にとって、アメリカ国外で最初の取引先となったのが株式会社いわきり。ボブさんにとっていわきりは大豆輸出の原点となっているお取引先です。

生協コープかごしまの商品である「ボブさんのきぬごし」「ボブさんの生あげ」を製造いただいています。

当日は、ボブさんとスコットさんより、日頃のお取り扱いへの感謝の気持ちや、生産者および組合員との交流の大切さについてお話しいただきました。また、ボブさんの3人の息子さんの現在の役割についても説明いただきました。

 

      

代表取締役社長の岩切様からは、「国産大豆は甘味があり美味しいとされていますが、近年はその品種が劣化してきています※。一方で、30年間のSB&Bとの取引の中で、いくつか品種は変わってきているが、ボブさんの大豆は品質が安定しており、製造しやすいです」とのお言葉をいただきました。

ボブさんは「SB&Bでは顧客がどういった用途で使われているか、要望に対して適切な品種を常に提供するように品種改良にも力を入れています」と回答されていました。

 

※品種の劣化…大豆の遺伝子的な特性が変化し、栽培特性や品質が低下すること。長年の栽培や交雑、環境要因などによって起こる。具体的には発芽率の低下、収量減少、病害虫の抵抗性の低下などが挙げられる

 

また、「ボブさんのきぬごし」と国産大豆を使用した木綿豆腐の比較試食、いわきり製造の「白いピーナツとうふ」も試食しました。ボブさん、スコットさんはピーナッツとうふがとても気に入ったようでした。

 

 

株式会社大田ベーカリー

 


生協コープかごしまのプライベートブランド「ホームパン」を手にするボブさん

 

大田ベーカリーは、生協コープかごしまのプライベートブランド商品である「ホームパン」を製造くださっています。ボブさんより2024年産の小麦はとても良い品質になったことについて説明があり、異常気象の影響に対応するため、畑を4つの地区に分散させていることをお話しいただきました。また、スコットさんの紹介とともに、世代交代についても触れられました。

代表取締役社長の井上様からは、工場は1日20時間稼働しており、主に学校給食向けの製造を行っているとのこと。現在はお米の価格高騰により、パンの発注が増加している一方で、人手不足の問題もあると報告いただきました。

 

 


カタログ紙面に登場していただくよう、商品と一緒にたくさん撮影させていただきました!



2025年4月25日

鹿児島協同食品株式会社


 

鹿児島協同食品では、生協コープかごしまの商品である「ボブさんのもめん豆腐」を製造いただいています。 

 

ボブさんの訪問は約10年ぶり。

ボブさんから、2024年産大豆が気候に恵まれとても良い品質になったというご紹介があったことに対し、社長の春田様からはシカゴ相場(CBOT)や世界的な気候変動※がSB&Bの収量に影響していることがあるか?というご質問がありました。

シカゴ相場は安定していて、今後相場が上昇する要因は今のところないが、大豆農家としては相場が上がらないことは収入が上がらないことになるため悩ましい部分もある、とのお答えがありました。

 

鹿児島協同食品では、大豆の取り扱いは外国産が9割を占めています。ボブさんの大豆を使い始めて25年になりますが、安定した品質の大豆を安定的に供給いただいていることに感謝の気持ちが伝えられていました。

 

※気候変動に関して…この数年においては暖かい期間が以前より長くなっており、そのことは大豆の生育期間が長くとれることにつながっており、結果的に生産量が増えている。アメリカは現在世界で4番目の生産量となっている。

 

 

株式会社 丸美屋

丸美屋ではボブさんの大豆を使っている商品「C絹のとうふ」を製造いただいています。


見学通路から絹のとうふの製造工程を説明いただき、見学通路から確認できない細かい部分などは製造工程が確認できるビデオ鑑賞を見せていただきました。

菊水工場は1997年から稼働しており、国産大豆の割合は15%、豆腐は1日20万個製造されています。最後に「C絹のとうふ」と「生おからパン」の試食を行い、生おからパンは生おからを30%使用し、卵・牛乳を使用してい商品ですが、アメリカでは健康志向の高まりもあるため、おいしさとともに大変興味を持たれていました。

 

 

實兼の感想

今回、ボブさん大豆・小麦を使用している商品の製造元を訪問し、
改めて「顔が見える関係性」の大切さを実感しました。
製造元の皆様からは、「ボブさん大豆は安定していて使いやすい」と高い評価をいただき、嬉しく思うとともに、その価値をもっと方に知っていただきたいと感じました。
今後は、カタログ紙面などを通じて、ボブさん大豆の魅力や製造元のこだわりを
知っていただけるよう取り組んでまいります。

 




 

 

 

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