生協コープかごしま 総合企画本部 永田清香
生協コープかごしまの永田が前回に引き続き、南九州の冷蔵集品についてご紹介します。
ひと通り野菜の選別、計量、包装の様子を見学した後、ベルトコンベアのある作業場に案内されました。
商品を流れ作業で箱に詰めていきます。
商品側は必要な個数が表示されます。
その後箱に詰めていく作業となるのですが、ベルトコンベアで運ばれてくる箱に、ランプが点灯した商品を入れていくと、必要な商品を詰めることができます。
所定の位置にセットしている農産品を箱に次々に詰め、すべて詰め終わると、蓋(夏場は保冷剤とマットを敷いた上に蓋)をします。
この箱詰め作業にはおよそ25名の職員が携わっています。一週間に約20万点の農産品を加工・箱詰めして、各事業所へ送られているとうかがいましたが、コロナ禍ではそれを大幅に超える25万点の利用があり、センター内に商品を置ききらないほど、キャパオーバーとなっていたようです。
正確かつテンポ良く進む作業を見学しながら、作業場の壁にある掲示物には今月ミスのあった件数や、ミスを最小限に抑えるため、今月の目標といったものもありました。一つ間違えてしまうと、複数の箱を遡って再度詰め直さなくてはならないからです。プレッシャーのかかる中で作業されていることも、今回知ることができました。またキャベツなどの農産品は、想定を大きく超え、箱に収まらないこともあります。その場合はまた別に箱を用意して収められるよう、工夫しています。
再び舘さんに案内いただき、冷蔵品の箱詰め作業を見学しました。こちらも農産品のライン作業同様、たくさんの方が作業に携わっていました。
商品がつぶれないための仕組みとして、流れにそって作業すると自然と重いものは下に、軽いものがその上にくる流れになっていたり、商品を詰める箱も、汚れているものではなく、綺麗な箱を選別して中身を詰めていました。箱詰めが完了したものは、すでに前半で訪れた、搬入口近くでトラックに積み込む作業が始まっていました。
最後にこのセンター見学を通して、商品の流通過程や、それまでに携わっている人々の苦労を知ることができました。特に無店舗事業本部で業務に励んでいる職員に、ぜひ知ってほしいと思いました。
改めまして、今回取材へ協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
取材を終えて
温度管理が徹底されている中の見学で、かなり寒かったです…が、20人以上の方が一列で集中して集品されるラインは圧巻でした。昨年度までエリア責任者として、個配・共同購入の配達を担当していましたが、ぜひ現場の職員にも見てもらいたいです。(原)