農産加工センター紹介

南部セットセンター取材記 その1

 

生協コープかごしま 総合企画本部 永田清香

 

こちら鹿児島県姶良市の南部セットセンターです!

2024年 1月16日(火)、鹿児島県姶良市にある南部セットセンタ―を訪問しました。こちらでは生協コープかごしまの一部店舗や個配・共同購入でお届けする農産品と冷蔵品、また生協くまもとで取り扱っている農産品についても、入荷から仕分けまでが行われ、各事業所へ輸送されています。

生協コープかごしまでホームページ作成業務やラジオ番組(毎週金曜日10時半~ エフエム鹿児島「FRIDAY MORNING DIVER~マイコープレディオ」)の企画運営業務に携わる永田が今回、南九州の農産加工センターと冷蔵集品についてご紹介します。

 

南部セットセンター前で記念撮影。 左から生協コープかごしま 飯塚担当、
永田、シーエックスカーゴ舘さん、生協コープかごしまの原担当

 

鹿児島県内の離島で個配・共同購入利用者の注文品(ドライや冷凍品を含む)は、南部セットセンターで仕分けが行われ、その後各島の航路便で輸送、お届けされています。こちらの南部セットセンターは2012年から稼働しており、今年で12年目となります。

生協くまもとの農産品取り扱いは2014年からスタートし、今年で10年目だそうです。

 

今回取材をさせていただくにあたり、(株)シーエックスカーゴの舘さん、(株)SBSゼンツウの早川さん、そしてコープ九州の西川路担当をはじめ、業務に携わっている職員のみなさまに協力をいただきました。

 

原、永田両担当者は初めての見学です。互いに無店舗事業本部で配達業務に携わっていたこともあり、センター内での業務は、初めて目にする光景ばかりで目から鱗の連続でした。

 

いざ、センター内 5℃の世界へ

 


舘さんの案内で南部セットセンターの中へ

まずは冷蔵品の搬入口へ。午前5時から8時まで商品の搬入が行われ、多いときはトラック3台が停まって搬入することもあるのだそうです。搬入された商品はその後検品され、搬入口近くで頭上にある事業所名のパネルに沿って並べられ、順次各センターへ輸送されます。センターには夕方~翌日早朝に到着します。

 

搬入口や検品が行われる場所から移動し、今度はまた別の商品が積み上げている場所へ。冷凍品を入れるZシッパー(大型保冷箱)があることに気づいた私は、冷蔵品と農産品のほかに冷凍品の仕分けも…?と頭が混乱してしまいました。

 

こちらは離島へお届けする商品たち。
離島へお届けする商品は全て南部セットセンターに搬入された後、送り状を貼られて船に乗るそうです。

 

 

いざ、 農産加工センターへ


センター内の設定温度は15℃です

農産品の加工や検品、包装が行われる作業場へ移動すると、これまで案内いただいた舘さんから、農産商品部の西川路担当とゼンツウの早川さんへ交代です。

 

生協コープかごしまでは、南部セットセンターのほかに、鹿児島市東開町にあるベジタブルセンターでも農産品の加工を行っていますが、こちらでは主に、泥付きの農産品や産直品の加工を行っているそうです。

    

農産品を扱う場でまず目にしたのは、商品が入っている袋やシールを発注・作成する様子です。シールに関しては商品名、産地、グラム数など必要事項の記入があるかを確認し、過不足ないように農産品の個数分作成しているとの説明がありました。


次に各野菜の選別、梱包をする場へ

 

計量台が複数付いた、不思議な秤を発見しました。こちらを使うと、設定したグラム数に合うように、瞬時に計量してくれるのです。「一人一袋ずつ作ったほうが早いが、たくさんの人の目を通る方法をとっている」と西川路さん。膨大な量のにんじんを、包装まで含めて4名の職員でさばく姿が印象に残っています。

 


葉物野菜も一枚ずつめくり、全品異常がないかを確認し検品していました。検品は女性の方が多く担当されており、主婦目線で自分が欲しくないものは商品から外していることも話してくださいました。


外されたオクラ

 

写真ではほとんどわかりませんが見た目だけではなく手触りなどでも判断されていました。

 

ひと通り野菜の選別、軽量、包装の様子を見学した後は、ベルトコンベアのある作業場へ案内されました。農産品はくまもととかごしまの2つの生協へお届けしますので、それぞれ定位置に梱包済みのものをセットします。

 

さて、この後冷蔵品の集める品ラインを見学しました。

その様子は「九州の冷蔵センター集品を知る」の回でご紹介させていただきます。

 

取材を終えて

集品作業や加工、検品にもたくさんの職員が関わって作業されていました、特に農産品の検品についてはかなり厳しく見ていただいていることが印象に残りました。

以前、離島特販の職務についていたので、離島の集品作業もこちらでされていることは知っていたのですが、離島は空き箱の回収が出来ないため発泡スチロールではなく段ボールに詰めていたり、島ごとに配送業者さんが違うので送り状が何種類もあったり、離島の集品だけでも一つの記事になりそうだなと感じました(飯塚)

 

入協して7年目を迎えましたが、物流に関する知識は皆無で、生協職員かつ広報に携わる身として商品の流通経路について学ばなければならない、と考えておりましたので、非常に勉強になりました。ただ知識がなかったことで他の見学者より理解が追いつかず、何度も質問する羽目に…機会があればもう一度、見学にうかがいたいと思います。(永田)

 

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皆様から寄せられたコメント

  1. お野菜の検品が1番印象に残りました
    主婦目線で…のお話とても嬉しい気持ちになりました
    これからもお野菜沢山注文したいと思います
    永田さんの優しいお人柄がにじみ出ている記事でした
    これからもどんどん色んな記事を発信して下さいね
    ありがとうございました

  2. ぬけこさま

    コメントありがとうございます。短時間で膨大な量のお野菜を選別、計量、袋詰めする様子を私も初めて見学させていただき、改めてすごいと感じました。取材を終えた現在もまだ、そのときの様子を思い出します。

    引き続きご利用、どうぞよろしくお願いいたします。

    また私自身も、今後も取材や記事の公開に携われますよう、頑張ってまいります。温かいコメント、本当にありがとうございます。