コープ職員ルポ
エフコープではスタッフが自信を持って組合員さんに商品をおすすめできるように、年数回産地見学を行っています。今回は『産直たまご』や『南国元気鶏』を生産するマルイ農協グループ(出水市)へ。「想い」と「秘密」をたくさん持ち帰りました。
「食卓と笑顔のまん中に」これが加工部門の想いそのものを一言で表している言葉だと、高尾野工場でお聞きしました。マルイ食品の商品パッケージには全てこのキャッチフレーズが入っています。コストの問題など制限はありますが、食べて笑顔になってもらえるおいしいものを最大限提供していきたい。そんな姿勢が背景にあります。
加工品で使う鶏肉はむね肉やささみが中心となっています。日本では精肉ではもも肉の利用が多いことから、残ってしまうむね肉を有効に活用するため、またこのような状況であるのでむね肉の価格は相対的に安く、手ごろな価格での商品をつくることができるためです。
「国産鶏肉の価格は輸入肉価格の上昇に合わせて上がります。また、牛肉や豚肉の価格が上がると利用が鶏肉に集中するため、鶏肉も値上がりします。国産鶏肉の価格は、輸入鶏肉はもちろん、他種類のお肉の価格に影響を受けやすくなっています。」と営業の古澤さん。
むね肉は、ぱさつくイメージがありますが、本来はうまみのある部位。むね肉をやわらかくジューシーに食べていただける商品が次々と開発されています。
・「揚げ物をしたくない」という声が多い状況を踏まえ開発されたフライパンシリーズ。
・国産を求める声に企業努力で応えた商品。「7種の国産野菜とおから入り鶏つくね(甘酢たれ)」など。
・男性を意識した商品。「鶏つくね(コリコリ軟骨入り)」など。
・家庭では手間もコスト的にも難しい揚げ玉の衣がついた「チキン南蛮」。きれいに揚げ玉がくっつくように工夫されているそうです。