コープ職員ルポ
「あごの焼き」という商品をご存知ですか?出雲地方伝統の大きな竹輪状の練り物です。飛魚は「産卵回遊」のため、5月末から7月中旬まで山陰沖に集まります。そこで、バイヤー新井がその製法と製造メーカーの熱い想いを探りに行ってきました!!
工場を説明してくださったのは、専務の山崎さん。
まだお若いながらも、その語り口からは、あごのやきへの並々ならぬ思いを感じ取れます。
「あごのやきには、飛魚の旨みがギュッと詰まっているんです。」
あごの焼きのおいしさの秘密は、主な原材料であるすり身が飛魚100%というところ。
本来あごのやきの名前の由来になっているように、煙と熱気を避けるため昔は、野焼きで行っていました。現在は機械で室内ですが、じっくりと丁寧に焼き上げられます。。
「あごのやきは島根県の歴史と風土が生んだ逸品とも言えます。
副原料には地元の出雲杜氏が作る日本酒からの副産物である酒粕を使った粕取り焼酎を使い、3年醸造の本みりんを使用する事で風味豊かに焼き上がっています。」
「じっくりと丁寧に焼いたあごのやきの特徴は、もっちりとした食感と皮目の香ばしさです。」はい。試食いたしました。まさにその通り。
「少し大きめにカットし、そのままでももちろんですが、わさび醤油などで食べても美味しいです。また、煮物やおでんにいれるとあごのやきから“あごだし”がスープに溶け出でより一層スープを美味しくします。」
今回は、作りたてをいただきましたが、冷凍して冬も美味しくいただけるんですね。スープに溶け出たあごだし。これは楽しみです。
2018年度は、生のすり身を使用した限定品を共同購入で6月2週(5月28日からの配布カタログ)でご案内します。大きくご案内しますので、お見逃しなく!!
取材日:2016/7
情報更新日:2018/5/17