COOP WEB LABO

その2:ハートコープおおいた コープキッズおおいた 全国のみなさんと見学・交流しました

 

 よりそい、支えあい、つながるために

ハートコープおおいた

物流企画課 宗岡俊和

CRM推進部 上田 千歳

 

前回の続きです

福祉関連事業所を運営する、生協や生協の事業連合、企業の皆さんが業態の垣根を越えて、様々な先進事例を学習し、意見交換を行う「全国特AB交流会」。

今回はコープおおいたの子会社である「コープキッズおおいた」と「ハートコープおおいた」の見学を行いました。

 

前回のコープキッズおおいたの見学に続き、ハートコープおおいたを訪問した様子を紹介します。

 

 

ハートコープおおいた(就労継続支援A型事業所)

 

就労継続支援A型事業所として2018年に設立。コープおおいた出資の子会社として、菌床しいたけの栽培や、co-opふらいるの店内作業を受託しています。一般就労を目標とする従業員(利用者)8人のみなさんが日々作業に奮闘中です。開所当時から現在に至るまで5人の方が一般就労に移行されました。

 

 

 

ハートコープおおいたの板井さんに施設の説明をしていただきました。

 

ハートコープおおいた 板井修一さん


1986年大分県民生協入協。共同購入の地区担当を2年ほど経験したのち、組織担当を経て店舗事業へ異動。店舗事業には通算20年以上関わる。福島復興支援事務局などを経て2014年よりコープおおいた生活サービス事業部にて子育て支援事業に携わり、2018年ハートコープおおいた取締役に着任。2022年にはハートコープおおいたに出向し。現在専務取締役を務める。
コープキッズおおいた、ハートコープおおいたとも福祉に初めて携わるメンバーと力を合わせスタート当初から関わってきた。後進育成の課題なども含め現在も取締役として両事業所に関わっている。



 

コープおおいた本部の敷地内に所在する事業所。隣接したハウスで開所当初は16,500菌床からスタート。現在は最大30,000の菌床からしいたけを栽培しています。

 

説明を行う板井さんと熱心に聞き入る参加者

 

 

おがくずやフスマ(麦ヌカ)など、茸の成長に欠かせない栄養を加えて固めた「菌床」は市内の別の就労継続支援A型事業所である七瀬ファームから週3回入荷しています。

 

乾燥させないよう配置は重要。水やりは1日に2回行います

 


菌床を洗ったのち、発生室で保管、1週ほどたつと芽が出始めるため、そこから芽かきダ行が必要に

 

良い椎茸を育てるためには間引きである芽かきは大変重要です。

 


取りすぎると出てこない、取らなさすぎると大きくならない。

利用者さんに「なんで取ってしまったん?」と質問しては「出てくると思った」を繰り返し、みながコツをつかむまで2年ほどかかりました。

 

作業の内容がわかるよう日付が記載されています

一度収穫が終了した菌床は、再び休ませ、再度発生してくるのを待ちます。現在3度繰り返し収穫を行っています。

収穫されたこの日のしいたけの一部
これから袋詰めの作業を行います。

 


 

 


大きさをそろえて詰めていきます。この日は支援員の橋本さんが作業されていました。

施設に向かう途中、ハートコープおおいたの立ち上げに携わり、現在コープおおいたに帰任した加藤裕之さんから当時のお話を伺いました。

 

 

加藤さんのお話

立ち上げの準備で携わったのは2018年からです。福祉のことは何も知らなかったので、そこから勉強を始めました。地域に寄り添った福祉の事業所、エフコープの子会社アップルファームが先行して行っていた、しいたけ栽培の現場を見せていただき、教わりながら進めました。

 

ハートコープおおいたのしいたけ栽培についてはコープおおいた機関紙「おさんぽコープ」をご覧ください。(2024年 7月号特集)

 

 

ハートコープおおいたのしいたけを使ったお弁当をつくった 齋藤さんの記事はこちら

↓↓

店舗惣菜メニューを考える 齋藤さんのおしごと

「おいしい!」のために 考え 手をうごかす

 

 

 

 

 

ハートコープおおいたに向かう途中気になったコアノンを撮影するわたくし


その1に続き、コープ九州物流部 物流企画課の宗岡(むなおか)です。

「障がい者福祉」の領域でも地域社会に貢献して障がい者に寄り添う運営を目指すハートコープおおいたを見学しました。

 

ハートコープおおいたは、コープおおいたの方針に基づき2018年7月設立。就労継続支援A型(雇用型)事業所として生産部門で「菌床しいたけ栽培」をしています。

うまくいかない時もあったそうです。難しい壁にぶち当たっても決して歩みを止めない。今も勉強…日々勉強…みんなで協力しながら乗り越えていく。地域社会に貢献…本当に芯が通っていて方針からブレません。優しくて強い意思を感じました。

 

収穫されたしいたけは「ハートコープおおいた生しいたけハートコープ菌床育ち」という商品でカタログ企画や店舗で販売されています。ぜひご利用くださいっ!

(宗岡感想はつづく)


 

施設外受託作業 co-opふらいる 

この日は続いて、コープおおいたの基幹店舗である「co-opふらいる」の惣菜作業を見学しました。 バックヤードで2人のハートコープおおいたスタッフの作業に入っています。

 

 



おにぎりのご飯の上に具材を置く中村さんと惣菜スタッフのみなさん

 

ふらいるでの店外受託作業の就業時間は8時半出勤の6時間勤務です。

 

すごい集中度で作業をすすめられます。

夏場は大人気の「ぶっかけうどん」や「ぶっかけそば」の製造に追われていたそうです。

シールを間違いなく貼ることも重要です。

 

中村さんに「好きな作業はなんですか?」とお聞きしたら

「おにぎりを作るのが好きです」と教えてくださいました。

 


板井さんが説明します


農産部門の撮影をする参加者

 

惣菜部門での4年の経験を経て、一般就労に移行した方が、就労当初、毎日のように不安な気持ちを電話してきて、それが2日に1回になり、ひと月に1回になり、今ではたまにかかって来る程度になった、という話をお聞きしました。

 

作業を支える支援員のみなさん

 

ハートコープおおいた支援を行うスタッフのみなさん

左奥から サービス管理責任者兼管理者橋口央さん 職業指導員若林秀勝さん、職業指導員牧京子さん、職業指導員橋本英治さん、賃金向上達成指導員 留高一夫さん

左手前から 生活支援員加藤眞由美さん、代表取締役江藤隆康さん、専務取締役板井修一さん

 

宗岡)生産部門と合わせて受託部門でco-opふらいる総菜部門の手作り弁当の詰め合せ作業といった店舗事業の受託作業を早朝からしているそうです。

 ハートコープおおいたは1人ひとりの人権・人格を尊重し、お互いが主体性を持った関係づくりを行ったうえで支援をします。一般就労を目標とする方がステップアップできるよう関係機関と連携してサポートをすすめています。

これまで、5名の利用者が2025年10月時点で、一般就労しているとのこと。1人ひとりと向き合い「卒業」という形で送り出しているのでした。

熱い…

 

その3に続きます

 

 

 

 

 

 

 

 

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