月曜日から金曜日まで、お弁当をお届けする事業「夕食宅配」。エフコープ西港支所での配達をご紹介しましたが、九州の各生協でも夕食を毎日お届けしています。

今回は熊本県、生協くまもとの熊本東支所からお弁当をお配りしている松岡真紀さんに同乗させていただきました。

プラットにお弁当が並びます。積み込み時に間違いが無いようにチェックも怠りません。　松岡さんは、月曜日から金曜日まで、毎日1日約45件のお弁当をお届けしています。

支所から出発して午前一旦帰所する車両と、広域のため一日出ているトラックとに分かれます。松岡さんは毎日100キロほど移動する一日コースで、9時20分に支所を出発して、16時30分に帰所します。

自宅の庭に車が止まっています。在宅とわかっており、すぐそばなのですが、品温維持のためのセットをしっかり行い移動します。

産後利用の赤ちゃんのいるお宅、夫婦二人でお忙しい中注文されているお宅、療養中の方、高齢になりお子さんと同居を始められた方、利用されている方々、それぞれに異なる状況ですがそのことを把握して、寄り添った配達をされています。

取材当日、松岡さん丁寧に取材者の紹介をくださることに終始されていましたが、とにかく状況を細かく把握されていました。配達先にいたワンちゃんが「工事の棟梁の飼い犬」など細かすぎる情報ももちろんお持ちでした。

受け取られる方が「ありがとう」とみなさん晴れやかな笑顔だったのも印象的です。

現在生協くまもとでは、一日あたり、1,000食以上のお弁当を県内各地の組合員にお届けしています。お弁当の担当になってまず思ったことは、《飽き》を理由に休止になる方が多いということです。《飽き》に対する対策が難しくどれだけ美味しくても食べ続けると飽きが来てしまいます。

そのため、製造メーカへ組合員からのご意見ご要望をお伝えし、改善や開発に役立ててもらっています。

また非日常を楽しんでいただくためにも『催事弁当』の販売に力を入れています。いつものお弁当よりも、値段は高くなりますが、春ご膳や、夏の土用うな重など季節を感じられるため、好評を得ています。

私自身も配達担当に同乗しましたが、コープのお弁当宅配もコープの配達にも共通して言えることは、組合員は配達を楽しみに待っておられるということです。

一人でも多くの組合員に喜んでいただけるよう今後も新しいお弁当や、催事弁当などの特別なお弁当を導入していきたいです。