小さな葉 いちまい一枚に注がれるまなざし

ベビーリーフの点検を行ってきました

 

コープ九州農産商品部 田中宏樹

コープ九州 上田千歳

                     

カタログに掲載されている「小原さんちのベビーリーフ」育ててくださっているのは生産者の集団「ベジタブルユー」のみなさん。小原さんを中心に九州の生協では約10年のお付き合いのもと、今も毎週カタログに掲載しています。

ベジタブル・ユーの記事はこちら

 

 

 

今回ご対応いただいた 小原得弘さん 会社のオリジナルのウェアがお似合いです

2023年10月、今年度改定された「生協版適正農業規範」の点検表を用い、生協産直産品質保証システムの点検を行いました。

 

生協版GAP点検について漫画でもご紹介しています! 

 

点検の様子

 


ベジタブルユーのGAP点検ではコープ九州事業連合だけではなく、他生協でもGAP点検の取り組みをされており、本点検への理解が進んでいる産地です。新しく改定された点検項目についても前向きに受け入れていただいております。また、お申し出に対しての行動の迅速さと、過去の記録もすべて丁寧に格納されておりそのような姿勢は見本となるものと思います。

点検後 作業場と圃場に向かいました


この間の組合員さんからのお申し出などから金属探知機を取り入れていただきました。圃場の中で使用される金属類も、別の素材に変更するなど、いただいた声から様々な改善を行っていただいています。生協に届けられる商品はすべてこの金属探知機を通って届けられています。

金属が混ざった場合大きく表示されます

 


こちらはリーフレタスの圃場です。

ハウス内の金属が経年劣化で落ちてきたお申し出があったことから、別の素材に変更いただきました。また、その素材の下には作物を植えない、という徹底ぶりです。

 

ベビーリーフ ブレンド・製品化 作業場の様子

 


製品化される作業場です。収穫後冷蔵庫で冷やした葉をこの作業場で選別、パック詰めを行っています。


収穫後、冷蔵庫内最低でも1日、2度で冷やします。葉の鮮度長持ちの秘訣です。写真は冷蔵庫から出てきた葉。一つの袋に同一の品種が入っています。

 

作業台の上に、袋から出し、葉を広げていきます。取材の日は小松菜が一番手で広がっていました。2人で向かい合い、小さな葉を炒めないようにやさしくふわふわちらして痛んだ葉などを取り除きます。



取り除かれた小松菜


その上に水菜を広げていきます。葉っぱの層を作ります。

 


レッドオークがさらに上に広げられます。

 


何層にも重ねます。季節によって使われる葉の種類は異なります。この日は小松菜、水菜、ルッコラ、レッドオーク、ビート、 春菊、バターレタスなどが混ぜられていました。

作業をしてくださっている方に大変なことをお聞きしたところ、重労働は身体に応える、とのこと。ふわふわと軽く見える葉ですが、重量は大変なもので、この作業場で一日に作られるベビーリーフのテトラパックが1万パックとお聞きすると大変な仕事であることが分かります。

 

 

大型計量器から出されるリーフを一袋ずつスタッフが袋を構えて待ち受けています。

 

袋を閉じて製品が完成です。

 

出荷前のダンボールに詰める前も、傷んだ葉が含まれていないか目視でチェックされています。

この後、冷蔵庫で出荷ギリギリまで冷やしこみ、出荷されます。

 

 

 

ベビーリーフの圃場にて

 


ベビーリーフのハウスは3棟が連なっています。ハウスに入ってまず驚いたのは、当たり前ですが「地面に植わっている」ということです。この小さな葉は近日中に出荷される葉で腰を折って包丁で一つ一つ人が摘み取っていく必要があります。

作業される方は毎回作業終了後包丁を研ぎ石で研ぐそうです。作業者は色のついたビニール手袋をして作業をします。色付きであれば異物混入が見つけやすいという理由からだそうです。

 

 


水菜

成長は品種で違います。ルッコラは成長が遅いと、この日伺いました。味に癖のある春菊やルッコラは混ぜる量を考えるそうです。

スパイシールッコラが入ることもあるそうです。これからの季節はスピナッチが入ります。(ほうれん草)


西熊本は台風の通り道です。130本のハウスをもつ小原さん。8割が対候性ハウスなので、比較的強いそうですが、2割のハウスはパイプハウスで、強風時にはビニールを上げる必要があるそうです。大変な作業です。

収穫間近なタイミングで台風が来るとすべてダメになるとのことでした。

 

この日の小松菜は種を蒔いてから17日で成長していましたが、これからの冬の気温になると、成長速度が遅くなります。ハウス内の温度設定が大切で、季節の変わり目が一番難しいとのことでした。明日、明後日の気温が寒くなるという予報を見ると温度設定に慎重になります、とおっしゃっていました。


点検も圃場の確認も無事終了しました。左)小原さんと、右)コープ九州商品担当田中

点検時に改善課題となった項目はまた来年度に確認を行います。圃場に入り、作業場を確認させていただく中で、利用する組合員の喜んで利用される声をお届けしたいと思いました。ぜひ皆さんも「おいしいね」「よかったよ」の声をお聞かせください。努力くださっている産直生産者のみなさんに生協が責任をもって届けたいと思います。

 

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