2019.09.04

ボルネオ島はわが家に近い②

ボルネオ島はわが家に近い②

アブラヤシの果肉と種子から作られるパーム油は、今、スーパーマーケットに並んでいる商品の約50%に使用されています。

でも、成分表示には「植物油脂」としか書かれていないので、思いのほかその存在は知られていません。

パーム油はとても扱いやすくてクセも少ないので、カップラーメン、ポテトチップス、チョコレートなどの生産に重宝します。そして洗剤をはじめとする生活用品にもたくさん使われています。

さらに安くて、供給も安定しているパーム油。誰もが使いたくなっちゃいますよね。業界の人気者になったのは当然の流れなのです。

しかーし!!
その大人気の陰に、ボルネオ島など生産地の原生林が驚くようなスピードでアブラヤシ農園に変わっていったのもまた事実。オランウータンの住処がなくなり、生息数も激減し、過去100年で90%が減少したとのデータもあります。

動物たちだけではありません。原生林に暮らしていた人々も家を追われ、その結果、貧困や強制労働、子どもたちの労働など、人間たちにもその影響が及んでいます。さらに焼畑の手法で農園開発をすると大量のCO2が放出されるなどのほか、現在はパーム油をめぐって細かな問題が入り組んでいる状態です。

でもね、ボルネオ島のみなさんは、これらの問題解決をほったらかしにはしていません。果敢に取り組んでいます。「持続可能なパーム油の出荷」の認証システム「RSPO」をつくったのもその一例で、コープも「認証油」を選択しました。欧米企業では「認証油」への切り替えが進んでいます。

また、生産性を高めて収入を安定させることで、不要な森林破壊を防ごうと、政府がライセンスを発行した良質な「苗」の普及にも取り組んでいます。そうした取り組みの必要性を、農家のみなさんに伝えることも急務です。

なーんて、どうしてもテキストが長く、複雑になっちゃいます。スマホで読むのは大変かも? でもやはりそれほど問題が複雑ということ。だから急には解決しないけれど、あきらめず、コープも発信し続けていきますよ。

みなさんも食品表示をチェックして「この植物油って、パーム油のこと?」と気にしてみたり、下記の記事に目を通してみたり、してみませんか?

昨日食べた、チョコやポテチにもふくまれていたかもしれないパーム油。私たちの暮らし、わが家にとっても近い存在ですものね!

日本の流通業で初! コープは「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)」に加盟しています。

インドネシア ボルネオ島 西カリマンタン州
パーム農園訪問記
持続可能なパーム油のためにできること。
#01 パーム油は世界最良のオイル。
#02 自立した認証農園を目指すために。
#03 ライセンスを受けた「苗」が鍵を握る。

 

 

 

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