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2025年度 新入協職員 物流センターを見学する


後姿から失礼します


大分県の生協、コープおおいたには今年7人の新しい仲間が加わりました。

4月1日、入協式を終えた皆さんは、各種研修を行い、週が開けた月曜日4月7日、大分県から佐賀県鳥栖市に所在する鳥栖流通センターへ施設見学にやってきました。

 

 

この日「鳥栖冷凍流通センター」と「鳥栖流通センター」の2か所の見学を7人の新入協職員のみなさんと2名の人事法務課職員が行いました。

 

今回は、その様子をご紹介します。

 

午前の部

 

鳥栖冷凍流通センター

「専門的な単語などすべてを理解する必要はないので、まずは規模感と、商品が品温・品質をしっかり管理して、いかに大切に支所や店舗にお届けされているか知っててほしいです。」


コープ九州物流部の宗岡さんより話があり、その後シーエックスカーゴ鳥栖冷凍流通センターのセンター長金子茂さんから施設の概要について説明を受けました。

 

鳥栖冷凍流通センターは商品の在庫保管と、店舗商品、宅配事業である無店舗商品の「保管」「仕分け」「配送機能」をもつ冷凍商品の複合型センターです。

取引先からの納品、保管、仕分け、支所への納品までコチコチの冷凍状態での品温管理を徹底したコールドチェーン物流であること、「100万点仕分けて5.5点の誤集品」という精度の高さについて、説明を受け、いざ、物流のライン見学開始です。

 


納品された商品が最終的に組合員ごとに仕分けられていくまでを、見学しました。

商品が保管されている場所と、自動倉庫という機械で仕分けされるゾーンはマイナス20℃~マイナス25℃、人が作業するゾーン2℃~5℃で、商品の品質を守るために短時間で仕分けをして、再びマイナス20℃~マイナス25℃の自動倉庫に格納されます。


大きな音で高橋さんの説明が聞こえにくいため、片耳にイヤホンを差し、寒さ対策の耳当てをして移動していきます。


巨大な機械の上を流れていく商品を追って移動していきます。

 


集品袋(ビニール)がセットされたオリコンが流れていきます。

 


このように冷凍庫内でで作業をしてくださる方がいて、冷凍商品はコチコチに凍った状態でお届けされるのです。

見学終了後、質問を受けました。

 

質問「100万点に5.5点という誤集品の話をお聞きしましたが、施設内で誤集品が起こりやすい箇所があるのでしょうか」(吉田小春さん)

「多くが機械化されていますが、やはり人が作業しているところです。精度をあげるよう努力をしています」と金子さんより回答がなされました。

 

それでも100万点の5.5点の誤集品というのは全国的にも、かなり精度の高い仕分けを実現しているのです。

最後に商品をお届けするアンカーがみなさんです。大切に取り扱ってください。と締めくくられ午前の部は終了しました。

 

午後の部

 

鳥栖流通センター

冷凍流通センターから場所を移して、午後はドライ商品の物流を見学です。

シーエックスカーゴ鳥栖流通センターの鵜瀬丈治さんから施設の概要の説明をいただきました。

 

鳥栖流通センターは、全国各地から届く商品を保管し、注文に応じて仕分けを行う機能をもった在庫保管センター(DC)九州80店舗に向けて仕分け出荷を行う店舗向け通過センター(TC)、宅配事業の班や個人の単位の注文に合わせて商品をピッキングして箱詰めする施設の宅配向けセットセンター(SC)を差します。

ひとつの巨大な建物に上記の機能をもった施設が収まっています。

 

 

ビデオ学習で概要を把握し、鵜瀬さんから「できる限り私物は何も持ちこまぬよう、異物混入はラインを止めないといけないほどの問題です」と注意喚起を受けて、施設見学開始です。

 

 


 

店舗の商品が入荷し、仕分けされているところ、宅配商品が注文に合わせて出庫してきて仕分けられるところまで、入荷から出荷直前の荷姿までを見学をさせていただきました。

 

 

 

午後の部も見学終了後、質問を受けました。

質問「外国人労働者のみなさんの業務内容について」(岡野さん)については

「免許が必要な業務には帰国までの時間もあり、現在は従事してもらっていません」

 

「物流作業に当たられる職員のモチベーションをどのように維持していますか?」(吉田さん)については

「正しくお届けすることが当たり前であるため、なかなか褒められることはありませんが、施設見学などを行い、組合員さんにご覧いただく機会を作っています」と鵜瀬さんより回答がありました。また、「だからこそ、組合員さんと直接触れ合うみなさんが、組合員さんの声をしっかりお聞きして、取引先や生産者、物流施設や関係各部署に届けることが大事です」と、宗岡さんから説明を受けました。

 

1日を通しての感想

 


近藤夏美さん(coopふらいる)

商品が大切に扱われていることがわかりました。自分たちが破損することなく、お渡ししたいと思います。

 




内林玲泉さん(コープ南大分)

安全面に非常に気を遣われていることがわかりました。私自身もレジをするだけ、ではなく一つひとつの商品を最後までお届けする役割だと認識してのぞみたいです。




伊東大我さん(二目川センター)

このような場を見て仕事はつながっているんだ、という事が分かりました。自分もつないでいきたいと思います。


宇佐センターに着任します

岡野 晏大さん(宇佐センター)

先週の金曜日の講師が「社会人はつながりが大切」と言われていたことを実際に感じました。流通センターもつながっており、実際に組合員さんに渡す最後の工程が自分なので声を聴きながら仕事をしたいと思いました。


後藤慈海さん(コープ大分駅店)

とにかくたくさんの方がかかわっているという事がわかりました。ありがとうございました。

 


吉田小春さん(コープ大分駅店)

みなさんがチームで丁寧に作業されている事がわかりました。最後しっかり組合員さんに渡していきたいです。

 






岡部愛さん(coopふらいる)

詳細に役割分担されていることがわかりました。責任感を持って仕事を行いたいと思います。

 

 

見学を受け入れてくださったシーエックスカーゴのみなさま。どうもありがとうございました。

集合写真 みんながんばれ!

この日知った多くの方の関りを忘れずに店舗で、宅配のセンターで組合員さんに商品をお届けして参りましょう。

 

 

 

 

 

人事法務課 板井千恵美さんより 親入協職員にエール


それぞれの配属先への着任前に貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
物流という消費者の目に触れる機会が少ない現場の状況を見学させていただき、徹底した管理や商品がセンター、店舗に届くまでの流れとともに何よりそこに関わる皆様が商品を大切に扱われていることを知りました。

新入協職員はこれからセンター、店舗の業務に就きますが、その過程をしっかり受け止め、受け取ったバトンをつなぐという思いで組合員の皆様へお渡ししてほしいと思います。

 

人事法務課 寺田真友さんから

 

 

コープおおいたの人材育成計画について


コープおおいたでは、入協1〜3年目の職員を対象に、年次ごとの成長課題に応じた新人研修を行っています。
社会人としての基礎力や、コープおおいたの将来を考える力の育成を目的に、年数回の研修や外部研修を企画しています。年度末には、全学年合同の振り返り研修を行い、発表や交流を通じて、業務に対するモチベーションの向上と横の繋がりづくりを深めています。

 

 

 

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