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その3:冠雪ふじ JA中野市と2者点検を行いました

 

 

CRM推進部 上田 千歳

九州の生協にりんごを届けてくださっている「JA中野市りんご・もも部会高社地区」。2025年7月JA中野市営農部に自己点検頂いた「生協版適正農業規範 青果編」を元にコープ九州と2者点検を行いました。

 

 

生協班適正農業規範とは…生協が生産者と共に農産物の品質と安全性を高めるための取り組み。生産者もしくは団体に自己点検を行った上で生協との二者点検を行います。継続的な改善をめざす仕組みです。

 


 

 


JA中野市からは自己点検いただいた山浦さんと金井さんが参加です。

 


約105項目に事前回答がなされています。その内容を改めてコープ九州のりんご担当野村が口頭で確認していきます。

 

規範項目には1-01 生産する農産物は、食べる人への思いを持って生産、出荷している 1-02生協の組合員、役職員と交流している など「生協独自」の項目から、経営体制全般圃場台帳・生産者台帳の更新や法令の周知やルール遵守などの「経営体制全般」など、良い農場にしていくための7つの規範項目を設け、その中に点検項目を設けています。

 

持続的に農業を続けていただくため、互いによりよい環境を整えていくことが目的で定められた項目です。

 

この日は「生産者の自己点検結果に対して内部監査を行う」項目に対して改善を促し後日文章で回答いただくことになりました。

 

 

点検を終えて 野村の感想

JA中野市とも年に一度、生協との2者点検を必須としご協力を頂いています。他の産直産地では、JAに属する部会、生産者が200名を超す産地も中にはあります。JA中野市は32名の生産者が属する組織、いわゆる少数精鋭。JAとして各々の生産者への指導、支援が行き届きやすい利点があると考えています。今回の点検で改善を促した項目は、当地だから出来る、取り組めると判断したうえで改善を要請しました。次の点検では一人でも多くの生産者への指導がなされていることを望んでいます。

 

 

 

余談ですが

点検中、防災放送が2度かかり、どちらも「熊」出没の注意喚起でした…

 

選果場を見学

 

この日はももの選果をすでに終えていましたが、選果場を見学しました。

点検時の項目に含まれる作業環境なども選果場で確認することができました。



農家の皆さんがここに農産物を納品します。大きな選果機で色サイズ、甘さなどを選別し、各地に送られていきます。

 


果実は早朝からここに運び込まれますももとりんごを受け入れる選果場らしさを発見!

 

様々な品種があることがわかります。

 


このレーンの上をりんごが流れていく様子を想像で補いました…

 

 

 

 

冷蔵庫には今がシーズンの「もも」と「プラム」が!長野県は産地なので九州よりずっと食卓にあがる機会が多いのだろうと、品種の多さを見て思いました。

 

ここでも選果場内で働く方に「天候が良くないので、20年ぶりくらいに遅れている印象ですね」と教えていただきました。

 

  

全てを終えたこの日の点検チーム

左から福岡中央青果阿部さん、JA中野市山浦さん、コープ九州野村、福岡中央青果福田さん

 

点検および、2日間の感想

 

先日の園地点検、全体会議参加と時間を共にすることで、JA中野市の職員の皆さんも生産者と同様、変わっていく気象条件を前に、変化していかねばならない岐路に立たされていることが伝わりました。同じ協同組合職員として、どのように消費者にとって、生産者にとって、そして団体にとってよい形で変化し、技術や思いを継承していくべきか、難題を投げかけられた思いです。協働する必要性を改めて感じました。

 

産地の現状をお伝えすることも連帯のひとつです。

 

ぜひみなさん長野の果物に注目ください。また、知らない方にお伝えいただき、おいしい果物を食べ続け、応援の輪を広げて行けたらと思います。

 

 

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皆様から寄せられたコメント

  1. 生産者の「20年ぶりに遅い」のコメントは気候変動がもたらす農産物の成果に多大な影響を感じました。
    消費者も見た目にこだわらない農産品の受け入れを寛容な心で支援していけたらと思いました。

    1. タマンさん

      コメントありがとうございます。生産者のみなさんが一番くやしい思いをされていると思います。現状をお知らせすることで考えるきっかけを提供したい次第です。お声かけ、励まされる方も多いと思われます。ありがとうございます。