農園視察
農園視察に当たり、ギラニーオーチャード&パッキング社概要及びシトラス農園での栽培から選果迄の大まかな工程について説明があり、その後選果場及び圃場の視察を行いました。天候にも恵まれ収獲及び防除風景も視察する事ができました。
ギラニーオーチャード&パッキング社は「ケミカル品」※1のみを取扱いとしているので、今後、実験導入を経て、ケミカル品の取扱いがスタートした際には、全量当社からの出荷となります。
面積はネーブルオレンジ約350㌶・バレンシアオレンジ150㌶。グレープフルーツも100㌶栽培を行っています。当該園地は、グリフィスと同様に土壌の起伏があり、赤土であるものの、砂地でかなり水はけのよい土地柄となっていました。
日本と異なり、果樹に対して「摘果」の概念がなく、鈴なりの状況となっており、重みで枝が折れている木も見られました。産地サイドとしては、いつもの光景と特段問題視している様子はありませんでした。
グリフィスよりも多少気温が高かった事もあり、圃場で頂いたシトラス(ルビーグレープ、ネーブル、マーコット、カラカラ)はかなり美味しく感じました。
選果場視察
グリフィス同様に収穫後は、選果場まではトレーラーで配送しています。選果の工程に関しては、グリフィスと大きな違いはありませんが、選果施設自体はグリフィスよりも大規模で、機器が新しく光センサーでの選別はもとより、選別後の格納庫も併設している為、品質については、より厳重に管理されている印象を持ちました。
グリフィスのノンケミ品と比較してワックスが強めにかけられている事もあり、色つやがかなりいい印象が残りました。
当該産地についても、アプリによるロット管理を徹底しており、トレースバックの体制は整備できています。過去に大きな商品事故等はないという事でした。
労働安全やクリンリネスについても、かなり高いレベルで取り組まれており、生協版適正規範と照らし合わせて見てもJGAP※2、GGAP※3レベルの施設管理と言っても過言ではないと感じました。
2018年度改訂版を使用し、実験導入含めてケミカル品解禁となった際に出荷元となる当社にて通訳交えながら点検を実施しました。点検項目を通訳いただきながら、「必須項目」を重点的にヒアリングを行っています。
理念・コンプライアンスが認知されているかどうか、はもちろん、基礎データの収集、施設などの管理、栽培収穫の工程管理なども確認しています。
作業場における衛生管理について。作業場には手洗いマニュアルがあり、禁煙を示す看板やトイレについても清潔な状態を保っていました。
総評としては、施設自他がそもそも新しく、規模もキーナン社よりもあるが、様々な管理レベルはかなり高い事が分かりました。
季節は冬という事で、日本でも柑橘の収獲は、ミカンを皮切りに秋口からスタートする為、適切な栽培期間は世界共通なのだと改めて認識しました。
滞在中、計3産地を視察しましたが、年期などを含めて設備の良し悪しはあるものの、トレサビやコンプライアンス、雇用管理などかなり高いレベルで、それを当たり前に実施している現状を確認する事ができました。このような世界基準と照らし合わせた時に、日本は特に農業の分野でかなり遅れていると感じる場面もありました。また、これまでノンケミ品のみ取り扱ってきた立場としては、ケミカル品=管理がおおざっぱなイメージを勝手に抱いていましたが、実際はノンケミ品以上に、栽培、選果、衛生管理を徹底している事がわかりました。
今回このような貴重な機会を頂いたので、宿泊先のホテルからほど近いスーパーにも足を運んでみた、見せ方や季節感、ディスプレイに力を入れる日本と異なり、かなり簡素化した品揃えとなっていました。
現地滞在期間中、我々も移動の関係で早朝6時くらいから動き出していた事もあり、わかりましたが、現地の方々は早朝から元気で、活気にあふれているなと感じる場面が多くありました。杉浦社長曰く、アメリカも同様で、早く出勤して仕事を終わらせて15時以降はプライベート、家族サービスに充てる時間にしているとの事でした。
シドニーやメルボルンなど主要都市ではなく、片田舎の見渡す限り荒野のハイウェイを4時間から5時間かけてハンドルを握って頂いた杉浦社長には頭が上がりませんが、この時間を有効に活用させて頂き、世界の農産物事情など多くを学ばせて頂く経験となりました。
コープ九州農産商品部、5年目です。コープ九州に来る前はエフコープ新宮支所でグループ主任をしていました。お気に入りのコープ商品はただの炭酸水です。ありきたりで申し訳ないんですが、本当に大好きなんです!
野球少年だったのですが、今の楽しみは、毎日の野球結果を追いかけることです。