コープ九州 運営支援部 山﨑哲平
今回背負子配達に挑戦するのはコープ九州で運営支援の業務を担当する山﨑哲平です。私は生協くまもとで配達を経験してきています。今まで熊本・大津地域や天草・御所浦地域を担当してきました。
今回、私は長崎県以外の生協の方に長崎特有の配達である背負子を使った配達がどのようなものなのかを知ってもらうために背負子配達に挑戦しました。以前からこのような配達が行われていることは知っていたのですが、実際に見たことはなかったため、私個人興味がありました。
ララコープは長崎県に所在する生協です。商品配達の拠点である支所は、長崎市内はもとより、北は佐世保から、西は五島、東は島原と全県にわたって10事業所あり、今回は「長崎東支所」に伺いました。
月曜日から金曜日まで、毎日20台のトラックが、坂の中復にある支所から出発し、約5600件の組合員さん宅に商品をお届けしています。
配達先も坂の上、下に位置する組合員宅が多く、地域の配達を担う地区担当は「背負子」と言われる道具を使って配達しています。
このコースを担当されているのは井上さん。井上さんからアドバイスをもらい、商品を背負ってみます。
実際に背負ってみると重さは手で持つよりもとても軽いです。しかし、持ち上げるときに思った以上にバランスをとるのが難しかったです。
細い道にも入ります。
写真は、坂の上にトラックを止めて商品をもって組合員さん宅へ下っています。
下り坂を歩くときは道中の木や街頭に荷物が当たらないように気を付けなければなりませんでした。特に荷物をおろすときは段差を使っておろすのですがこれがとても難しく、少しでも傾いてしまうとそのまま倒れてしまいそうになり、この時が一番気を使い、とても大変でした。
帰りの上り坂は、荷物も空なのでそこまできつくはないだろうと思っていましたが、上を見上げると、降りてきたところが見えませんでした。最後の階段を上っていると急に足が重くなり、トラックに着いた時には今までの配達では経験したことがないくらいに息があがりとてもきつかったです。
配達先の組合員さんと地区担当井上さんのつながり
井上さんが組合員の中山京子さんに、実際に配達する様子を見させてもらいました。担当さんも組合員さんも笑顔でお話をされており、すごく良い関係性だと感じました。「暑い日や雨の日でも毎週きてくれてすごく助かっています。」と、とても感謝されているのが伝わりました。
今回の配達同乗で背負子を使った配達がいかに大変かよく分かりました。この配達を毎日行っている担当の方々には「すごい!」としか言えません。配達を離れた今の私が1週間配達をすれば筋肉痛で動けなくなりそうです。
また、組合員さんにインタビューをして、生協が組合員さんの暮らしにどれだけお役立ちできているか改めて知ることができました。現在私は直接組合員さんと関わる機会はありませんが、九州の各県の生協を支援することが組合員へのお役立ちにつながると感じました。今回感じたことを忘れずに、今後の業務につなげていきたいと思います。
いつもいつも大変な仕事を文句も言わず、組合員さんの笑顔に、感謝の言葉に救われてる配達員。この努力は、もっと色んな人に知ってもらえるといいと思いました。
どうしても頭で考える以上に現実は厳しいものだと思っております。
厳しいところの配達員さんには、やはり少しは、プラスαでララコープも取り組んで欲しいです。