COOP WEB LABO

組合員のリサイクルが形になる場所 大分製紙を訪れました。

 

デジタル戦略部 三戸 健聖

 

みなさんは「コアノンロール」をご存じでしょうか。コープで長年愛される芯のないトイレットペーパーで今年43周年になるロングセラー商品です。

この「コアノンロール」を製造しているのが大分製紙株式会社。

今回はこちらの大分製紙 豊前工場へ見学に行った際の様子をお伝えします。

 




※取り扱い商品の一部です

 


コアノンロールとは

 

コアノンロールは、コープの芯のないトイレットペーパーシリーズの総称です。

紙芯がないためゴミが出ないことに加えて、組合員から回収したカタログや牛乳飲料パックの一部で製造された再生紙100%の、環境に優しいトイレットペーパーなのです。

 

 

いざ大分製紙 豊前工場へ

 

工場に到着すると、なんと歓迎の看板が用意されていました。

豊前工場は組合員さんや新入協者研修などでも、よく受け入れをしていただいているのですが、このように熱烈な歓迎をしていただいています。大変恐縮です...。

 

 

今回の見学をご案内いただいたのは、大分製紙の田北信行さんです。

長年にわたり、九州の生協とのさまざまな取り組みに携わっていただいています。

 

まずはスライドを見ながらコアノンロールの歴史や製造工程、大分製紙と九州の生協とのつながりなどを学びました。

それでは、突然ですがここでみなさんに問題です。

 

 

クイズ

Q. 紙芯のないトイレットペーパー「コアノンロール」ですが、 紙芯1本あたり割り箸□膳の節約になります。□に入る数字は何でしょうか。

① 1
② 2
③ 3
④ 4
✅ 正解を確認する ▲ 閉じる

⭕ 正解は「③ 3」です!

紙芯1つで割り箸3膳の節約になります。

 

続けて問題です。

 

クイズ

Q. 古紙1tをリサイクルすることで□mの樹木を20本救うことができます。□に入る数字は何でしょうか。

① 2
② 4
③ 6
④ 8
✅ 正解を確認する ▲ 閉じる

⭕ 正解は「④ 8」です!

古紙1tをリサイクルすることで8mの樹木を20本救うことができます。

ちなみに2025年度コープ九州で回収された古紙は7,175.3t

年間8mの樹木 143,506本分の換算になります。

 

みなさん、正解できましたか。

日頃のリサイクルへの協力が環境保全につながっていることを、具体的に実感していただけたのではないでしょうか。

 

 

工場で製造工程を見学

 

その後、工場内を見学しました。

 

組合員から回収されたカタログや飲料パックなどの古紙は、コープ九州鳥栖エコセンターに集められます。そこで、写真のように大きなブロック状に圧縮され、一部がこの大分製紙にやってきます。

→コープ九州鳥栖エコセンターについての記事はコチラ

 

 

田北さんの説明を伺いながら、工場全体を見学しました。

コアノンロールは主に次の工程で製造されます。

古紙回収→溶解→洗浄・脱水→抄紙→加工→検査→包装

※抄紙(しょうし)とは、紙の原料を薄く広げて水を取り除き、紙に仕上げる工程


左から デジタル戦略部 三戸、物流部 堀田、宗岡

 

こちらはコアノンロールに加工される前の大きなトイレットペーパーの原紙     「ジャンボロール」です。成人男性が両手を広げても足りるほど大きな断面に加えて、奥行きもあり、かなりのジャンボ感がうかがえます。

工場見学後は引き続きコアノンロールについて学びました。

 

 

コアノンスマイルスクールプロジェクト

 

コアノンロールには、コアノンスマイルスクールプロジェクトという取り組みがあります。これは2010年11月からスタートした取り組みで、「CO・OPコアノンロール」シリーズを1パックご購入いただくごとに1円がユニセフを通じてアフリカのアンゴラ共和国に寄付される取り組みです。

 

寄付金は教育分野や環境整備などに活用されます。そして田北さんは実際にアンゴラに赴いて、現地の視察や地域の方々との交流をされたこともあるそうです。

井戸ができる前は、池の水を子どもたちが家に運んでいました。家に水道がないため、水を汲むのも1つの仕事です。

田北さんが「池を見せてほしい」と聞くと、「近くにあるから見せるよ」と現地の人が言いましたが、通訳の方が「彼らの近くは何km先のことか...」とつぶやきました。こうした環境が現地の人々の日常なのです。加えて、到着した池の水は非常に濁った水であったそうです。それでも、人々にとっては暮らしを支える大切な水源です。

水は貴重なため、まずは家畜のヤギに水を与えます。そのあとに子ども達が同じ水を飲みます。手を洗うなんて水がもったいないと現地の人は言います。

濁った水を子どもたちが飲んでいるという状況に、アンゴラ共和国の人々が置かれている現状や、この取り組みの意義の大きさを実感しました。

現在は寄付金の活用により、井戸の整備がされています。

コアノンロールは、みなさんのリサイクルへの協力により作られています。そして、ご利用がアンゴラの子どもたちの支援にもつながるということを知っていただけたらと思います。

 

 

大分製紙を訪れて

 

今回の工場見学で、私たちが協力して回収に出した資源の一部が有効に活用され、再び暮らしの中で役立つ商品になることを目の当たりにし、リサイクルの仕組みや資源を大切にする取り組みの素晴らしさを実感しました

コアノンスマイルスクールプロジェクトについて学び、コアノンロールの利用が環境保全だけでなく、遠く離れた国の教育や生活環境の向上に役立っているという事実は、とても意義深い取り組みだと感じました。

また、田北さんをはじめとする皆さんが、情熱を持って仕事に向き合われていることが伝わってきました。回収された古紙を資源として生まれ変わらせたいという思いや、安全で品質の高い商品を組合員のもとへ届けたいという思いに、私たちも応えていきたいと思います。

 

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