コープの産直は何が違う?
コープの産直も、コープ商品と同じように、「私たちがほしい商品」を求める組合員さんの「声」、そして活動から広がりました。
「どこで採れた野菜なのか、ちゃんと知った上で食べたい」「子どもたちの大好物、唐揚げの材料の鶏。どんな環境で育ったの?」「つくり手さんたちの顔が見てみたい」なんて声が、組合員さんからたくさんあがったのでしょう。食べものと向き合っていたら、誰もがこんな疑問・要望をいだきますよね。そこでコープでは、下記のような「産直三原則」をつくることにしました。
①生産地と生産者が明確であること。
②栽培、施肥方法(農薬・肥料・飼料等)が明確であること。
③組合員と生産者が交流できること。
③では、組合員さんが産地を訪れ、生産者のみなさんと交流し、食や農について学べる機会を増やしています。Webやカタログでも情報発信が進んでいるので、産地に行く時間がない方でも、産地の様子をチェックできますよ!
◎COOP WEB LABO/生産地より いろんな産地の現場をレポート中!
組合員さんの気持ちが社会を変えた!
スタート以来、年月を重ねて、コープの産直はどんどん存在感を増していきました。
すると、産地にも変化が生まれました。コープからの需要が安定してあることで、生産者同士が助け合うグループが発足。勉強会をひらくグループも増えました。また、若手のみなさんが「後継者になる」という未来を、安心して選べる事例も生まれています。
生産者の元気と笑顔がパワーアップした分、おいしくて品質の高い産直商品が生まれ、それを組合員さんたちが喜んで購入し、さらに産地を応援する。産直にもコープらしい循環が生まれてきたのです。
コープの産直では当初から組合員さんの「声」に応え、生産者のみなさんと話し合いながら独自の基準を設定しています。農薬や化成肥料の使用量を減らし、有機堆肥での土づくりを大切にした野菜づくりをおこなってきました。
さらに「農家さんの高齢化問題はどうする?」「家畜のエサの輸入依存はどうする?」「国内自給率が低すぎない?」。なんていう気になる問題についても、組合員さんと生産者さんがいっしょに考え始めています。これから少しずつ、社会を動かせていけると良いですね。
「新鮮」なものを「新鮮」なままで。
組合員さんが「産直品」に望んでいることのひとつに、新鮮さがあります。「新鮮なものを、新鮮なままで」届けられるよう、コープの産直にはさまざまな工夫がなされています。
例えば、産地から組合員さんのお宅まで、最適な温度をキープして農産品を運ぶ「おい℃デリバリー」。そして、お届けの前日に収穫する「しんせん便」。さらにりんごの内部の変色を見抜く「非破壊センサー」というマシンまであるそうですよ。
[おい℃デリバリー][しんせん便]
https://www.kyushu.coop/coopkyushu/line/
最後に産直マークをご紹介。☆マークで農薬の削減率も分かります。カタログでぜひチェックしてください。