トマトの旬は真夏でしょ！という、みなさん。実はそれ、ちょっと違うんです。私たちが真夏に食べているトマトは、夏でも涼しい高原エリアで栽培されたもの。なぜならトマトの原産地は、高地にあり南米の中でも涼しいアンデス山脈ですから、すくすくと育つ適温は24℃なんです。

そして、冬に出荷されるトマトの約８割を生産している地域が、九州にありました。熊本県の八代市です。エフコープに加入している組合員さんなら、トマト「妻せつこ」とミニトマト「みーちゃん」の名前を目にしたことはありませんか？　一度聞いたら忘れないあのトマトも八代産。夏に定植されたトマトが、秋に実をつけ、10月初旬以降に初出荷が行われます。その後トマトは、適温が保たれたビニールハウスの中で成長し、出荷は翌年の5月下旬～7月まで続くそうですよ。ちなみに熊本県はトマトの生産量日本一（平成27年度）でもあります。

「妻せつこ」「みーちゃん」の生産・出荷を取り仕切る、八代トマト流通センターのホームページ。