会議は篠栗のエフコープ本部調理室にて行われています
エフコープ商品企画部が担当する「夕食宅配事業」
コープ九州 CRM推進部 上田千歳
これまで、コープウェブラボでは夕食宅配の配達の現場に同行させていただくなど、組合員さんに触れる部分を見てきました。
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今回は、エフコープが行っている「献立会議」に参加して、どのようにメニューを決定しているか、のぞかせていただくことに。参加したのは2025年2月下旬の会議です。
参加者はエフコープの阿比留担当、お弁当を製造くださっているメーカー菜根譚と海老膳屋のみなさん、栄養士の皆さんなど、この日はウェブでのリモート参加も含めて8名での開催です。(この日もう一人のエフコープの後藤担当は支所での夕食宅配学習会のため、欠席でした)
2月の上旬2週間の献立について、振り返りを行います。
まずは、一覧にした画像を見比べます。
製造2社の全4コースのお弁当を任意で抜きとり、毎日比較用に撮影して一覧にしてあります。(画像は一例です)
海老膳屋と菜根譚には同じメニューで福岡県内の利用者にお届けしていますが、献立の内容は同じものですが、レシピと内容に相違が無いか、盛り付け方や量目が適正であるか確認していくのです。
その後、利用者から寄せられた声を一点ずつ全員で確認していきます。
様々な声をいただいています。
「食材がいろいろで楽しみです。入院していたので食事が大切なことがわかりました。しばらくお願いしますね。ありがとうございます。」
「私は魚類があまり好きではなかったのですが、最近はいつもおいしく食していて
、好き嫌いがなくなりました」
「11日の鶏の照り焼きがとてもおいしかった。2切れだったのでもう1切れほしかったです」
「2/10オール〇印。夢中で食べました。 2/11オクラ、大根、あんかけなどすこし辛めだったけど美味でした。わかめ料理は細切りにした方が食べやすい」
寄せられた声は110件。味や食感への注文をはじめ、味が良い、楽しみ!などの喜んでいただいている声も多く寄せられています。配達スタッフへの感謝の気持ちなども含まれていました。
声から、利用者の傾向を把握し、今後の改善について、話し合いがなされていました。
担当阿比留氏、寄せられた声を音読しながら「ありがとうございました」と一つ一つ応えていたのが印象的です
3か月先の新メニュー 試食タイム
5月のお弁当で採用される新メニューの試食を行いました。
メニュー名の決定から、調理の手順の確認、材料の分量など、細かく詰めていきます
この日の試食メニューは
・オクラと玉ねぎのマリネ
・パイコー風豚唐揚げ
・豚肉としめじのゴマ炒め
・豚肉と卵のザーサイマヨ炒め
でした。メニュー名も改めて5月に登場予定です!
6月上旬の献立のレシピ表を見ながら、全コース、食材の被りがないか、和洋中のバランスが取れているか、材料や調味料の分量が適正か、調理に支障がないかなど、多方面に確認をしていきます。
この日は、野菜のカットの方法、塩コショウの有無、味を想像しながら「鶏ガラスープの素を足すか?」など追加、削除を含め、様々な原料の調整について。阿比留担当、栄養士、製造担当のみなさんも積極的に意見を出されていました。
細やかな調整を行った上で、6月の献立の内容も整いました。
献立作成には細かなルールが多数あり、その点をクリアしてかつ、多くの方に喜んでいただくのは大変なことだと改めて思いました。エフコープは1日当たり6,500食の配食を行っています。
安心して利用いただける品質を保持することが当たり前であることから、深夜に翌日のお弁当を製造くださっている工場を見学してみたいと思いました。
開始から2時間半。2週に一度開催される会議は、0.1gの塩を想像して調整できる配食のプロたちがどのようにしたら喜んで多くの方に召し上がっていただけるものになるか積み上げていく時間でした。
お弁当に迷ったらぜひ地域の生協の夕食宅配に安心して問い合わせいただきたいと思います。