2020.10.16
082. なつかしのきゅうり

コープでは1年を通じて、おいしい野菜を味わってもらえるよう、季節ごとに異なる産地から産直野菜をお届けしています。
コープ九州で取り扱いのある「なつかしのきゅうり」。こちらも産直野菜のひとつで、毎年11〜5月くらいはJAくるめから、6月〜10月くらいはJA阿蘇から届きます。久留米と阿蘇の作り手のみなさんは、土づくりに力を入れたり、栽培方法を研究したり、味のよいきゅうりを1年中、確実に届けようと努力を続けてくださっているんですよ。
ところで「なつかしのきゅうり」というネーミング、気になりますよね。これは、きゅうりの表面に白い粉がふいているから。その昔、おばあちゃんちの家庭菜園でちぎった、あのきゅうりです。
白い粉はブルーム(果粉)といって、きゅうりが自分の実を守るためにもともと持っているものです。しかし、農薬と間違える人もいて、消費者に敬遠され、1980年頃から徐々に主流ではなくなっていました。
ですが、コープでは、1990年に昔ながらのきゅうりを復活させよう!と「なつかしのきゅうり」の供給をスタート。それからずっと「みずみずしい」「歯ごたえがよい」と親しまれています。
年齢を重ねた人には懐かしく、若い世代には新鮮な存在である「なつかしのきゅうり」。これから、阿蘇からくるめへと「産地リレー」がはじまる季節です。
その週の産地はカタログに記載されているので、変わりゆく産地をチェックしてみるのも、おもしろいかもしれません。
ちなみに、季節の変わり目で足りない時は、宮崎県や茨城県の産地にも応援をしてもらっています(その場合はカタログに掲載する産直マークがはずれます)。
なつかしのきゅうり(JA阿蘇 なつかしのきゅうり部会)
https://coop-weblabo.jp/story/locality/vegetable/7352