CRM推進部 上田 千歳
どこまでも広がる、ガラスハウス 岡山県笠岡市です。


バイオマスプラント
バイオマスとは、植物資源や生ごみ、動物のふん尿などの有機物を差します。そのバイオマスを収集して「木質ペレット」や「バイオガス」などの燃料に加工し「発電」したり「熱利用できる施設」のことをバイオマスプラント、と言います。
日本最大級のバイオマス発電事業を併設した先端園芸施設を持つ、株式会社SARAを訪問しました。SARAは日射量豊富な岡山県笠岡市の干拓地に約13haのガラスハウスと出荷場を構え、化石燃料を一切使用せず、プラムトマト、フルーツパプリカ、レタス3品種を生産、出荷しています。
訪問時、最高執行責任者である取締役の佐野泰三さんより、会社の説明、施設の説明を詳細にいただきました。佐野さんは元大手メーカーでトマトの生産に長年携われた経歴をお持ちです。
コープ九州ではサラダパプリカの取り扱いを行っていましたが。2025年10月に新たに6会員生協(エフコープ・コープさが生協・ララコープ・コープおおいた・生協くまもと・生協コープかごしま)へレタス類の供給を始めました。

3種の種をミックスして植えられるレタスは培土が付き、根が付いたまま供給する商品です。
ほぼ、人の手を介さない種まきから始まる成長過程を見せていただきました。

種が蒔かれる前の有機ポットに培土が入っていきます。ポットはピートモスと紙でできています。

その後、3つの開けられた穴の中に3種の種が蒔かれます。

室温20℃湿度100%の光のない部屋です。ここで発芽し、3日後に自動で圃場に移動していきます。

レールの上を運ばれていくレタス。この後収穫までひと月ほど、人の手は入らず、ハイテクセンサーが見守る中栄養や水分が与えられます。

ハウス内の空気はすべて下から上に上がるように設計されています。奥に進むほど成長が進んでいます。


収穫のみ目視が必要なため人の手で行われていました。
巨大な圃場を維持できるのは、年中休まず稼働する発電所があるからです。
バイオマス木片チップやボイラーについても施設を見せていただきました。

365日24時間。燃やして蒸気を作り、タービンを回して発電を行っています。
バイオマス発電の材料の木片チップ。
発電に使用する燃料はおがくずを固めた木質ペレットや選定によって生じる木片チップ、パームやしの核殻、木の皮など。燃料は国内のもの、海外のものが混在しています。


佐野さんの後方に見えるのが温水と冷水のタンクです。空調用のタンクは3基あり、85℃のお湯と7℃の冷水を用い、ハウス内の温度の調整を行っています。
温度、湿度、炭酸ガスや気流、肥料などを複合的に制御して通年栽培を可能にしています。

IPM(病害虫や雑草の発生を抑制する総合的な防除技術)により、超減農薬栽培を行い、発電を行いながらカーボンネガティブを実現するなど、先進的な形態であるとともに、食卓から発想した商品設計や物流過程での品質維持を考慮された商品形態などマーケティングに至るまで一貫してデザインを行う先進的企業、SARAファーム。
新たな農業の形を見学させていただきました。
さいごにご紹介

農産担当田中)全く新しい、太陽の元で365日稼働する国内最大規模のスマート農業。SARAファームから届くまるで花束のようなセット、グリーンオーク、グリーンクリスピー、レッドオーク3種のレタスセットです。
1品をカットするだけで3種のレタスのサラダがいただけるおすすめの商品です。ぜひお試しください。
サラが民事再生手続きに入っちゃいましたね・・・
まるちーずさん
コメントありがとうございます。全国で連携されている農家のみなさんのことも思ってしまいます。とても残念です。