2022.11.09
119. 環境にも魚にもやさしい「境港サーモン」
カニ、マグロ、イカなどたくさんの魚が水揚げされる、日本でも有数の良港をもつ鳥取県境港市。
あの鬼太郎をはじめ、妖怪のブロンズ像がお出迎えしてくれる「水木しげるロード」でも有名ですよね!
そんな境港市から沖合約3kmの海面養殖場で育てられているのが、プーコもびっくりの「CO ・OP 境港サーモン」です。
この「境港サーモン」って、おいしいのはもちろんのこと、魚のことも環境のことも考えられた養殖で育っていると、ご存知ですか?
まず、魚のこと〜。
「CO ・OP 境港サーモン」は魚たちのストレスを減らすため、移動させたり、水揚げをしたりする時に「フィッシュポンプ」をつかっています。海水が流れる大きなパイプの中に魚たちを吸い上げるので、魚たちは傷つかず、スムーズに移動ができるのですよ。
そして環境のこと〜。
「CO ・OP 境港サーモン」の稚魚は山の中の淡水の養魚場で1年間を過ごすので、その付近の森林保全のために「おさかなをはぐくみ湧水と海を守る森」の活動を行っています。
また、魚たちが必要な時に、適量でムダのないエサやりができるシステムを開発し、エサのやりすぎによる海の富栄養化(有機物過多)を防いでいます。さらに半永久的に使用可能なフロート(海に浮かべるウキ)を使って、発泡スチロールごみが海に流出することも避けています。
ほかにも、切り身にした後に残った中骨は缶詰に、頭部は健康食品の原料に、内臓は配合飼料の原料にするなど、「CO ・OP 境港サーモン」を可能な限り活用しているんですよ。
知れば知るほど、「考えられている!!」と驚く、「CO ・OP 境港サーモン」。
こんな魚を選ぶことは、海の資源を守ることや、SDGs(※)に貢献できる暮らしにもつながります。おいしくいただく前に思い出してもらえるとうれしいですね。
※SDGs(持続可能な開発の目標)の「目標14/海の豊かさを守ろう」
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「CO ・OP 境港サーモン」の産地を訪問しました