2022.03.24
106. コープはじめてものがたり ミックスキャロット②
コープの「はじめて」をプーコがひもとく「コープはじめてものがたり」。今回は1981年に発売された「CO・OP ミックスキャロット」の第2回目です!
さて、現在、コンビニやスーパーでもたくさん目にする、野菜と果物をミックスしたジュース「果汁混合野菜飲料」。これを最初につくったのは誰か、ご存知ですか??
実は、、何をかくそう、、コープですよー!!!
「CO・OPミックスキャロット」が日本ではじめての「果汁混合野菜飲料」! えへへへ〜。
誕生のきっかけは1979年の国際児童年。子どのたちについて考えるうちに「子どもたちになんとか栄養たっぷりのニンジンを食べさせたい」という組合員さんの声がたくさん聞こえてきました。
当時のニンジンは今より甘さがなく、野性味を感じる風味。ですから開発時のアンケート調査によると、組合員(回答者)のお子さんの約70%が「ニンジン、苦手かも・・」「食べたくない」という状態…。ニンジン、悲しい!
そこで、当時、日本生協連にいた兼子厚之さんという方が立ち上がりました! ニンジンにリンゴ、オレンジ、ブドウ、バナナ、レモンの果汁をまぜて、子どもも飲みやすい「果汁混合野菜飲料」を2年もかけて完成させたのです。
それまでは、大人が好む野菜のジュース(トマト100%ジュースなど)、子どもが好む果物のジュースと、はっきりカテゴリが分かれていたとか。「ミックスキャロット」は子どもも好きだし、大人も飲める、栄養たっぷりのジュースとなりました。
ちなみに「CO・OPミックスキャロット」をつくっている長野県のゴールドパック株式会社さんは、日本ではじめて野菜ジュースをつくった工場でもあります。
はじめて×はじめてから生まれた「果汁混合野菜飲料」。それが「CO・OPミックスキャロット」なのです。
※2021年9月号(『くらしと協同』37号)より、一部抜粋
「CO・OPミックスキャロット」をつくっている長野県のゴールドパック株式会社さんは、「しゃかいか!」の記事でチェックできます。
ミックスキャロットの歴史をおさらい★その1
ミックスキャロットの歴史をおさらい★その2
ミックスキャロット開発担当者だった兼子さんのコメントなどが載っています。古い記事ですがCO・OPらしさにあふれているのでぜひ!