2020.09.11

077. どうして、いつもこの価格?

077. どうして、いつもこの価格?

今年の夏は、とにかく野菜が高かった!高いということは野菜が収穫できていないということ。梅雨が長くて日照不足でしたし、梅雨明けからは猛暑日の連続で、畑の野菜も農家さんも、かなり大変だったことでしょう。

そんな中でも、コープのカタログの「やさい」ページにある「いつもこの価格」は、いつもの価格がずっと継続されているではありませんか。正直、安い。農家さん、大丈夫?と思った組合員さんも少なくないと思われます。

実はこの「いつもこの価格」。いつも利用しやすい価格で届けたら、組合員さんも安定して利用してくれるはずという想いからスタートしたものでした。

最初は小松菜の生産農家・アマノ園芸さんも「農薬や化学肥料を減らす努力をして、大切に育てているのに、どうしてそんなに安く売らなきゃいけないの?」と首をかしげていらっしゃいました。当然です。

それでも、価格を安定させると、毎週の利用点数も安定するのでは?というコープからの提案に、「そこまで言うならやってみようか〜」と賛同してくださいました。

「いつもこの価格」がスタートした後、小松菜の利用点数は順調に伸び、特に多い時には3万5000点近くの注文があります。毎週定期便で届く「いつもくん」に登録している組合員さんも約9600名。eフレンズ人気商品ランキングの野菜果物部門でも、いつも1位に輝いているんですよ。(※注)

そして何より、出荷できる数が安定しているので、アマノ園芸さんの方でも、小松菜の栽培計画が立てやすくなったそうです。

生産者さんの栽培状況と組合員が商品に望むことの両方を踏まえた「いつもこの価格」。これまでにない一歩踏み込んだやり方で、産地とつくりあげていくものなのです。

(※注)今回紹介している小松菜の利用点数および「いつもくん」登録者数は、いずれもエフコープとコープさが生協での合計実績です。

 

アマノ園芸では産地交流会などの開催も行われていました。
http://www.fcoop.or.jp/report/shoku/23312

アマノ園芸さんのホームページ
http://amanofarm.jp/

 

 

※日に日にコープの内容は更新当時のものとなります。ご了承ください。
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