デジタル戦略部 上田 千歳

全国から検査に携わるスタッフが集合
コープの安全性を支える商品検査センター。そこで働く職員たちも、日々知識や技術を磨いています。9月、全国の生協や検査機関から微生物検査担当者が集まり、微生物検査技術研修会が開催されました。今回の研修では、検査技術だけでなく、「なぜその検査を行うのか」「結果をどう読み解くのか」といった品質保証の根幹について改めて学びました。
全国から20団体が参加
この日は、全国19団体30人がエフコープの本部が所在する福岡県篠栗町に集まりました。1日目は東京海洋大学名誉教授 木村凡氏による講演、また講演を受けての交流および事例共有、2日目はエフコープ商品検査センターの施設見学を行いました。
微生物検査の「目的」を学ぶ木村先生による講演

学習講演『マニュアルの「なぜ」を読み解く微生物検査の基礎原理
~検査を行う「目的」の再確認と、結果の正しい「解釈力」~
微生物検査の第一人者である木村凡先生による講演が行われました。テーマは「検査を行う目的の再確認と、結果を正しく読み取るための考え方」です。検査は単に数値を確認するためではなく、食品の安全性を確かめ、問題を未然に防ぐために行われます。
講演では、マニュアルに書かれた手順を守るだけでなく、「なぜその検査が必要なのか」を理解することの大切さが紹介されました。参加者は、検査結果を正しく解釈し、より確かな品質保証につなげるための考え方について学びを深めました。
5つのグループに分かれ、日頃の課題や取り組み、各団体が抱える悩みごとなど、様々な意見を交換しました。

講演内容を受け、実際の業務上での悩みや疑問などについて意見を交換するみなさん

各グループで出された意見を最後に発表しました

この日は親睦を深める懇親会をもって終了しました。
エフコープ商品検査センター「りんご館」を見学
「微生物検査 」「理化学検査 」「簡易実験体験 」
それぞれグループに分かれて実施しました。

理化学検査室の見学

簡易実験体験でオレンジジュースづくりを行いました

微生物検査室の見学
●私がこの研修会に参加したのは、20年ぶりくらいになります。まさに浦島太郎状態での参加でした。当時は「検査研究会」という名称だったのに、いつの間にか「技術研修会」に変わっていました。エフコープでの開催は今回で2回目です。りんご館ができた頃に開催された記憶があり、その際には参加者の皆さんを福岡タワーへご案内したことを思い出しました。懐かしい!!(都甲)
●毎年楽しみにしている研修です。定期的にオンラインで交流を行っていますが、やはり直接お会いして、お話しをすることでオンラインでは得られない関係性を築くことができているような気がします。いつもは他生協を訪問して、新たな知見を得ていましたが、今回はエフコープに来てくださるということで、検査室の中を惜しみなく紹介しました。みなさんの検査に活かせるような発見があれば幸いです。(宮田)
●私は昨年、微生物検査グループに戻り、今回で2回目の参加となりました。一昨年までは理化学検査グループに在籍し、理化学検査技術研修会に参加していました。
これまで両方の研修会に参加させていただきましたが、担当する検査分野によって悩みや課題が異なるのが興味深く、さまざまな話を聞けることがこの研修会の魅力だと感じています。また、他生協の方々に検査に関する困りごとを相談することで、解決のヒントを得られることもあります。働く場所は違っても、生協の微生物検査がさらに発展していくといいですね。今回も多くの学びを得られる貴重な機会となりました。(平野)
●開設40周年の節目の年に、研修会の開催会場として全国の皆さまをお迎えできたことを大変うれしく思います。
施設見学や意見交換を通じて、商品検査センターの取り組みを知っていただくとともに、私たち自身も全国の先進事例や考え方に触れる機会となりました。
組織の枠を超えた横のつながりの大切さを改めて実感した2日間でした。(商品検査センター センター長稲田)